【おうち Moss Café – 世界旅行編】Vol.24~ヴェネツィア

2月のおすすめ
ジャスミンティラミス(ヴェネツィア)

もしも Active Note がカフェをオープンしたら…
そんな空想をちょっとだけ形にしてみました。
毎月おすすめの緑と、テーマに合わせたカフェレシピを紹介していきたいと思います。

                       

こんにちは、店員くーこです。
年明けしてから、とても寒い日が続いていますね。

寒いのが大の苦手な私ですが、昔から2月のヴェネツィアで行われるカーニバルには死ぬまでに一度は行ってみたいと思っています。たとえ、日本より寒くても!です。

カーニバルと言えば、ブラジルのリオのカーニバルが有名ですが、ヴェネツィアのカーニバルはエネルギッシュというよりはエレガントなお祭りです。元々はキリスト教の「四旬節」(いわゆる断食)を迎える前のお祭りだったようですが、いつからか仮面とマントを身にまとい、身分関係なく楽しむようになったそうです。

今年は本祭りが2月3日から10日間行われるようですが、その間のヴェネツィアはまるで中世にタイムスリップしたようになります。

レンタルで衣装を借りると、ティーパーティーや仮面舞踏会にも参加できるようなのですが、フルセットだとだいたい10万円以上するそうなので、宝くじでも当たらない限りは無理そうです。それなら、仮面を購入してカンパニーレやドゥカーレ宮殿などを観光し、一番にぎわうあのナポレオンが「世界で一番美しい広場」と絶賛したサンマルコ広場に行き、カフェラテ発祥の地である「カフェ・フローリアン」で18世紀当時の空気を味わってみたいですね。

ロココな内装で、カフェラテと名物のティラミスを嗜みつつ、この店の常連だった稀代の女ったらしで有名な作家カサノヴァが女性を口説いていたところを妄想しても楽しそうです。いつになったら行けるのでしょうか…手始めに、宝くじ買ってきます!

             

ということで、今回のスイーツは日本人も大好きティラミスです。

私が小学生の頃に、爆発的ブームがきましたが、ブームが去った今日でも根強い人気があります。
作り方は簡単で、好みの味にカスタマイズすることもできるのがティラミスの良いところだと思います。

私のレシピはふわっと軽い食感です。これはメレンゲを入れているからなのですが、もっとコクが欲しいときは、メレンゲを抜いて卵黄を1個足してみてください。

コーヒーを染み込ませたビスキュイではなく、スライスしたフルーツをサンドしてもおいしいですよ。

 

             

 

 ティラミス 

 

材料(20cm×13cm×12cmの容器1つ分)
☆:マスカルポーネ(室温のもの) 200g
☆:卵黄 1個
☆:グラニュー糖 30g

◇:生クリーム 200㏄
◇:グラニュー糖 20g

□:卵白 1個
□:グラニュー糖 10g

・サヴォイアルディ 12本ぐらい
・濃いコーヒー(冷ましたもので、エスプレッソがベスト) 200㏄
・純ココア 適量

*サヴォイアルディはカルディなどで売っています。

作り方

① ボウルに卵黄とグラニュー糖を白っぽくなるまで泡立て、3回に分けてマスカルポーネを入れ、滑らかになるまでよく混ぜる。

② ◇を角が立つまでよく泡立て、①を少しずつ入れてチーズクリームを作る

③ □でしっかりとしたメレンゲを作り、②に入れて泡をつぶさないようにヘラで合わせる

④ 容器に、サヴォイアルディをコーヒーに軽く浸してから並べ、その上に③の半量を重ねる。

⑤ ④をもう1段重ねて、半日冷蔵庫で冷やす。ココアは食べる直前に振ると良い。

 

 ジャスミン 

育てやすさ: ★★★★


ヴェネツィアでは6月近くになるとジャスミンの花が一斉に開花し、とてもよい香りに包まれるそう。その香りは、夕方から夜にかけて一層強くなるため「夜の女王」とも呼ばれています。現在も香水の香りとして人気ですが、昔は媚薬として使われていたとも言われていました。素敵な香りをまとっていた言われるカサノヴァも愛用していたのかもしれませんね。

花言葉は 愛らしさ・優美・官能的。

 

執筆者紹介:  くーこ さん

つくば市在住。現在子育て真っ最中のフリーライターさん。
学生時代より文芸部の部長を務め、大学では文学部に学び、現在も執筆活動を続けています。
趣味は長年続けているお菓子作り。みんなから頼りにされる緑と料理を愛する主婦です。

 コラム「 おうち Moss Café 」は毎月第4土曜日に掲載予定です。

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