つくばで食べる・つくる・育てる Vol.5 『新玉ねぎ』
つくばで食べる・つくる・育てる
5月のテーマ「新玉ねぎ」
こんにちは、くーこです。
こちらは先日緊急事態宣言が解除され、今週後半から学校も分散登校が始まりました。それでも、なんとなく私の周りでは自粛ムードがあるので、基本的に外出を控えています。お天気が良いときは散歩に出ますが、ただ歩くのもつまらないので、植物を観察しながらが多いですね。農道近くを歩くので、一見雑草でも、ヨモギやスベリヒユ、イタドリなど食べられるものもあり、採取しようかどうしようか迷う時も。ただ、動物の糞尿が…と考えると、躊躇してしますのです。この時期ならではの味覚だとは思うのですけれどね。
この時期ならではと言えば、新玉ねぎを知り合いから分けてもらいました。自家製とのことで毎年頂いているのですが、今年も瑞々しくておいしい新玉ねぎです。新玉ねぎと一年中手に入る黄玉ねぎの違いは乾燥させているか否かだけで、栄養成分は変わらないそうなのです。新玉ねぎは辛くないと言われていますが、辛み成分の硫化アリルも含まれています。水分が多いため、感じにくいだけなんですって。
この硫化アリルは血液サラサラ成分で、高血圧や糖尿病にも高い効果があると言われていますが、熱に弱いそうなので薄切りにしてサラダにするのが良いそうです。
我が家は薄切りにして鰹節とポン酢をかけたり、かんたん酢に漬けてピクルスにしたものをサラダにトッピングして、1日1個ぐらい消費しています。でも、一番人気は新玉ねぎソースでしょうか。肉にかけても良し、納豆や豆腐にかけても良し!うちの息子は最近、角切りにしたアボカドと和えて、ご飯にかけて食べるのにはまっています。今回はポークソテーにかけています。
新玉ねぎはそのままだと痛みやすいので、食べない時には新玉ねぎソースにしてしまうのがおすすめです。
新玉ねぎソース(作りやすい量)
・新玉ねぎ 1個
・醤油 40ml
・みりん 40ml
・リンゴ酢 40ml
① みりんは煮切ってアルコール分を飛ばしておく
② 新玉ねぎは薄切りに
③ 清潔な容器に材料を全部入れて、1晩寝かせて、とろみがついていたら食べ頃
※ すぐに使いたいときは、鍋に全入れして軽く火を通しても◎
新玉ねぎ
玉ねぎと言えば北海道。だけど、北海道産の新玉ねぎは出回らないそう。北海道は春に種をまき、その他の地域は秋に種をまくからっていうのがその理由。選ぶときには、首がしまって、ぶよぶよしていないのを!新聞紙に1個ずつくるんで冷蔵庫に保存するとちょっと長持ちする。
執筆者紹介: くーこ さん
つくば市在住。現在子育て真っ最中のフリーライターさん。
学生時代より文芸部の部長を務め、大学では文学部に学び、現在も執筆活動を続けています。
趣味は長年続けているお菓子作り。みんなから頼りにされる緑と料理を愛する主婦です。
コラム「つくばで食べる・つくる・育てる 」は毎月第4土曜日に掲載予定です。