つくばで食べる・つくる・育てる Vol.23『笠間観光に行ってきました』
つくばで食べる・つくる・育てる
11月のテーマ「笠間観光に行ってきました」
こんにちは、くーこです。つくばはイチョウの葉が散り、街路樹のモミジバフウの紅葉が見ごろを迎えています。今朝は霜も降りていましたし、冬がすぐ近くまで来ているようです。
最近の私ですが、シイタケ栽培を玄関でしています。というのも、今月誕生日だったのですが、夫から「森のしいたけ農園」というシイタケ栽培キットをもらいました。友人達からは「これまた反応し辛いものをチョイスしてきたねぇ」と一様に苦笑いしていましたが、これがなかなか楽しいのです。水を霧吹きでかけて3日もすればもりもり生えてきて、しかも繰り返し栽培できるらしいのです。きのこ好きにはたまらないですね。まだ収穫までは数日あるのですが、楽しみです。
寒くならないうちにどこかへ遊びに行きたい。できれば大子町でりんごを買いに行きたい。と言っていたのに、ここのところ休日の常磐道が毎回渋滞情報出ているので行けていません。首都高や東名の渋滞は諦められるのに、常磐道は空いているのが当たり前な気持ちでいるので、何となく使うのをためらってしまうのです。そこで、今回は久々に笠間市に行ってきました。笠間市はつくば市から一般道を走ること1時間半くらいで行ける観光地です。
そんな笠間市は今茨城で一番のホットスポットなのではないのでしょうか?と言うのも、「道の駅かさま」ができたからなのです。栗の産地で有名なので、できたての栗スイーツや我がアクティブノートのRICOさんオススメの栗の担担麺がおいしいらしいですよ。らしい…ええ、私は食べられませんでした。物凄く混んでいて、途中で昼時に行くのは諦めてしまったんです(汗)。15時過ぎに再度裏道から挑戦して、何とかたどり着いたもののフードコートも直売所も人であふれかえっていました。久々にあんなに人を見たかもしれません。
道の駅も良いですが、今回行ってよかったのが、「常陸国出雲大社」です。たまたま通りかかって見つけました。出雲大社から分霊し鎮座されたのが平成4年と新しいためか、それとも分かり辛いところにあるからか、笠間市で有名な笠間稲荷神社ほどの知名度はないですが、とても清々しく素敵な神社でした。島根県の出雲大社を訪れたことはないのですが、写真で見たことがある同じ様な大しめ縄が拝殿にかけられていて、奥には本殿があります。立派な狛犬さんたちを通り抜けて参拝しますが、こちらのお参りの仕方は古来の方法なので、「2礼4拍手1礼」がお作法になります。お参り後、おみくじを家族で引いたのですが、「神様見ていたのですね!?」ってぐらい、ぐさぐさと遠慮無しに問題点を突き付けてショックを通り過ぎて皆で爆笑してしまいました。ちなみに、私のおみくじには「やる気 本気 根気どれも大事!自分に課題を!!」と書いてありました。思い当たる節がありまくりです。現在、我が家ではおみくじの内容を思い出すと復唱しています。次の初詣もこちらでお参りして神様のお告げをもらおう!ってことになりました。
そして、こちらには「出雲館」というレストランとガラス工房が入った建物があります。こちらの宮司さんが工房長なんだとか。中には素敵なガラス製品がたくさんありましたよ。そして、吹きガラスの体験もできるそうです。笠間と言えば焼き物が有名で陶芸体験ができる場所はたくさんありますが、正直遠足とかでやる機会も多く、しかも上手くも作れないので(これが一番の理由)吹きガラス良いなって思いました。

登り窯
そうそう、忘れてならないのは、笠間に来たら器の工房に足を運んでお気に入りの器を探すこと。陶芸体験は避けたいですが、陶器は大好きです。今回は笠間工芸の丘でマルシェがやっていたのでそちらを覗いて、道の駅かさまの陶器市で探してきました。毎回気に入る器に出会うことは無く、空振りで終わることも多々あるのですが、今回は珍しく夫婦で気に入った作品に出合うことができました。小林哲也さんという作家さんの作品だったのですが、笠間焼で陶磁器を作っているそうです。陶芸の丘で展示販売されていて青白磁蛍手なる手法で作られた作品を見て「これは!!」と衝撃を受けたのですが、お値段がちょっと…だったんですね。どうせなら家族分欲しかったので。でも、器がステンドグラスみたいに透けるとか、本当に美しい器でした。次回は絶対に買おうと決めて、道の駅に行ったところ、ご本人のブースが!!しかも、あちらにはなかった器もたくさんあるし!そこで見つけたのが、釉彩青のそばちょこでした。テント下でのブースだったので、陽の光が当たった器は少し透けて、手触りもつるりとしていてとても魅力的に見えたのです。サイズ的にちょっと大きめで、普段お茶を入れたり、ジャムの器としても映えそうでした。本当に良い買い物をしたねぇ~と、栗スイーツは全く食べられなかったけれど、夫婦共にほくほく顔で帰路につきました。これも、縁結びの神様常陸の国出雲大社にお参りしたかしら?
皆さんも何かの折に遊びに来てくださいね。そして、素敵なご縁がありますように。
執筆者紹介: くーこ さん
つくば市在住。現在子育て真っ最中のフリーライターさん。
学生時代より文芸部の部長を務め、大学では文学部に学び、現在も執筆活動を続けています。
趣味は長年続けているお菓子作り。みんなから頼りにされる緑と料理を愛する主婦です。
コラム「つくばで食べる・つくる・育てる 」は毎月第4土曜日に掲載予定です。