つくばで食べる・つくる・育てる Vol.32『夏のおやつ 』
つくばで食べる・つくる・育てる
8月のテーマ「夏のおやつ」
こんにちは、くーこです。ここにきてまたコロナの新規感染者数が増えてきましたが、皆さんいかがお過ごしでしょうか?
夏休み終了まで2週間切った現在、息子が「なんだって~!!」と叫びながらカレンダーを凝視しています。そんな我が子を見ながら「あれ?すごい既視感。タイムリープしたかな??エンドレス6???」と遠い目をしている私…と、やっぱり終わっていない貯金箱と自由研究…このコラムが出る頃には終わっているといいな。修羅場回避、今年はできるかな?なんて思う今日この頃です。
疲れ果てている夏休みの日々に欠かせないのがおやつタイムだったりします。3時に子どもとテレビを見ながら食べます。普段は大好きなブルボンの何かだったり、最近お気に入りの「サラバンド」(小宮山製菓)を食べることが多いのですが、夏はもうちょっとひんやりさっぱりしたものを欲します。息子はアイスを食べていますが、実は私アイスやかき氷がちょっと苦手なのです。だいたい3口で頭が痛くなってしまいます。ゆっくり食べてもダメなので体質なのでしょうね。前はそんなことなかったのですけれど。近頃おいしそうなかき氷屋さんがこの辺りにも何軒かできたそうなのですが、行く機会はなさそうです。残念。
そんな訳で夏は和菓子率が非常に高くなります。冷蔵庫には常にかし原の塩羊かんが待機していますし、習い事に行く途中にはシャトレーゼもあるのであんみつやくずきりを買うこともあります。夏休み中は子どもと一緒に簡単なものを作ったりもしました。100%ジュースを使ったフルーツ寒天や、わらび粉で柔らかいわらび餅を作ってあんことフルーツを合わせてグラススイーツ風など。その中でも何回も作ったのが「豆腐の白玉団子」です。実は私、小学生の調理実習で白玉団子がうまく作れなくて、そこから白玉団子は作っていなかったのですが、これは失敗なし。普通白玉団子を作るときは耳たぶの柔らかさになるまで少しずつ水を入れていくのですが、ちょうどよい固さにするのはなかなか難しいのです。でもこれは白玉粉と木綿豆腐をただ手でつぶしてこねてまとめるだけでもっちりやわらかな白玉団子ができちゃいます。味はかすかに豆腐の味がする程度で気にならないです。それに普通の白玉団子は出来立てがおいしいのですが、豆腐白玉団子は冷蔵庫に入れて1日経ったものでも軽く水洗いしてほぐしてあげればおいしく食べられちゃいます。なので、ちょっと多めに作っておきます。黒蜜きなこで食べてもよいし、フルーツ缶のシロップごとあわせればフルーツ白玉に。けんちん汁のような温かいお汁入れてもすいとんみたいでおいしいです。木綿豆腐を使っている理由ですが、単に我が家が木綿好きなだけです。絹ごし豆腐でもできると思いますが、水分が多いので少し白玉粉を多くした方が良いかもしれないです。
夏の終わりまでもう少し、甘いものを食べて元気に乗り切りましょうね。
≪豆腐の白玉団子≫
・木綿豆腐 150g
①ボウルに白玉粉と木綿豆腐を入れて耳たぶの柔らかさになるまでよく練る
②食べやすい大きさに丸める。ちょっと大きいものは親指で真ん中をへこませる
③沸騰したお湯の中に②を入れて、浮かんできたらそこから2分茹でる
(小さいお団子なら1分)
④茹で上がったら氷水に取って、冷たくなったらザルにあげる
⑤好きなものをかけて食べる
執筆者紹介: くーこ さん
つくば市在住。現在子育て真っ最中のフリーライターさん。
学生時代より文芸部の部長を務め、大学では文学部に学び、現在も執筆活動を続けています。
趣味は長年続けているお菓子作り。みんなから頼りにされる緑と料理を愛する主婦です。
コラム「つくばで食べる・つくる・育てる 」は毎月第4土曜日に掲載予定です。