【おうち Moss Café – 世界旅行編】Vol.15〜マドレーヌ・フランス

5月のおすすめ
スズラン*マドレーヌ(フランス)

もしも Active Note がカフェをオープンしたら…
そんな空想をちょっとだけ形にしてみました。
毎月おすすめの緑と、テーマに合わせたカフェレシピを紹介していきたいと思います。

                       

こんにちは、店員くーこです。

今回は5月1日が祭日「スズランの日」だという、フランスに行ってみましょう。

この「スズランの日」はフランス独自のもので、1561年のこの日に幸福をもたらす花として、2週間後に戴冠式を迎える予定だったシャルル9世に贈られ、その後宮廷の女性たちにも幸せのおすそ分けとして毎年贈られていたのが由来の様です。
今では大切な人にスズランを贈り、その人の幸せを祈るそうです。素敵な風習ですね。

私も、まだ通貨がフランだった頃にパリに行ったことがあります。美術館や古城を巡り、ノートルダム寺院のバラ窓から朝日が差し込んだ時の神々しさ、ホテルの朝食に出てきたクロワッサンがサクサクのバターたっぷりでとってもおいしかったことなどなど。その中でも、マルシェで買ったマドレーヌが一番記憶に残っています。

マドレーヌはどうも日本のたい焼きと同じ扱いの様で、道端の屋台で買って公園で食べたりするものらしく、私も1つ買って公園のベンチでお茶をしました。武骨な紙袋から出てきたマドレーヌは日本の倍の大きさです。屋台のイケメンのお兄さんが「僕の手作りなんだ☆おいしいから(・ω・)b 」と言っていたので、期待値MAXです。

が、かぶりついたその瞬間期待値ストップ安!!甘すぎる!口の中の水分が全部持ってかれる!!バターの風味どこ?!某ヤマ○キのマドレーヌや鈴カステラが好きな私でも、乾いた笑いしか出てきません。日本のお菓子はレベル高いと思い知りました。

しかし、不思議なものでそんな思い出が意外と鮮明だったりするんですよね。

私の作るマドレーヌは蜂蜜とレモンをきかせてあります。
甘さも風味も、パリのイケメン作よりかなりおいしいのでぜひ作ってみてくださいね。

 

 

はちみつレモンのマドレーヌ 

<レシピ>
◎ 材料(直径シェル型12個分)

  • ☆小麦粉 … 60g
  • ☆ベーキングパウダー … 小さじ1/2
  • ☆塩 … 少々
  • △グラニュー糖 … 60g
  • △国産レモンの皮のすりおろし … 1個分
  • *無塩バター … 75g
  • *はちみつ … 15g
  • 常温に戻した全卵 … 75g
  • バニラエッセンス … 少々
  • 型用の小麦粉、溶かしバター … 適量

◎ 作り方

 準備:型に溶かしバターを塗って冷蔵庫で冷やしておく。
    *を合わせて溶かしバターを作る。
    ☆を合わせてふるっておく。

  1.  ボウルに△を入れよく混ぜたら、ふるった☆を入れよく混ぜる。
  2.  卵にバニラを入れてよく溶き、1 の中に2回に分け入れてよく混ぜる。(泡だて器はボウルの底につけて混ぜる)
  3.  2 に溶かした*を少しずつ入れ、艶が出るまでよく混ぜる。混ぜ方は 2 と同じ。
  4.  190℃にオーブンを予熱。型に粉をふるい、余計な粉を落として、3 を型の7分目まで入れ、10分焼く。
    マドレーヌのおへそを作りたいときは、3 の後常温で1時間ほど休ませるとできます。

 

スズラン 

育てやすさ: ★★★

その名の通り、鈴に似た白やピンクの小さな花をたくさんつけるかわいい花。
香りは三大フローラルのひとつ。
でも、見た目に騙されちゃダメ!全草猛毒(特に、花と根)なので、切り花を活けた水の取扱には注意してね。
触ったらすぐに手を洗うのを忘れないで!!

花言葉は  「幸福の再来」「純粋」「謙虚」

 

執筆者紹介:  くーこ さん

つくば市在住。現在子育て真っ最中のフリーライターさん。
学生時代より文芸部の部長を務め、大学では文学部に学び、現在も執筆活動を続けています。
趣味は長年続けているお菓子作り。みんなから頼りにされる緑と料理を愛する主婦です。

 コラム「 おうち Moss Café 」は毎月第4土曜日に掲載予定です。

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