【おうち Moss Café – 世界旅行編】Vol.20〜ドイツ

10月のおすすめ
やぐるまぎく*ツヴィーベルクーヘン(ドイツ)

もしも Active Note がカフェをオープンしたら…
そんな空想をちょっとだけ形にしてみました。
毎月おすすめの緑と、テーマに合わせたカフェレシピを紹介していきたいと思います。

                       

こんにちは、店員くーこです。

食欲の秋、到来です!

この時期、各地で食べ物フェスが盛り上がっていますが、その中でも近年「オクトーバーフェスト」の言葉をよく聞くようになりました。
もともとは、ドイツのミュンヘンで9月中旬から10月上旬に行われている、世界最大のビール祭りで、民族衣装を着たパレードや、観覧車などの移動遊園地、ステージで行われているライブ等お楽しみがたくさんあるそうです。そんな中、やはり一番のお楽しみはビアテントで飲んで食べまくること!これは万国共通ですね。ソーセージやザワークラウトなど伝統食を食べるみたいです。ただ、これではモスカフェレシピにはなりません。ソーセージ炒めて終了したら、店長のRICOさんに怒られてしまいます!

             

幸いにドイツも日本と同じで、秋は各地でお祭りが催されているので、ネタには事欠きません。
特にワイン祭りは各地で行われていて、この秋の始まりにしか飲めない新ワイン「フェダーヴァイサー」をドイツの人たちは楽しみにしているんだとか。発泡性の甘いリンゴジュースの様なこのワイン、瓶詰されてからも酵母が生き続けているため、ボトルの線をしっかり締めることができないので、残念ながら日本には持ってこられないそうです。もう、ドイツに行くしかないですね!!

そんな「フェダーヴァイサー」のお供は、玉ねぎケーキの「ツヴィーベルクーヘン」が定番。ケーキと言っても甘くはなく、キッシュと似ています。ドイツではたっぷりのサワークリームで作りますが、くーこ風はカロリーとお財布を気にしてギリシャヨーグルトを使っています。味のポイントは、爽やかな風味をプラスしてくれるキャラウェイシードです。これ入れないと、ただの美味しい玉ねぎキッシュなので、ぜひ入れて作ってみてくださいね!いっきにドイツに近づきますよ。
白ワインでも、ビールでもおいしいおつまみです☆

 

 

 

ツヴィーベルクーヘン 

<レシピ>
◎ 材料(直径18cmタルト型1個分)

  • ☆強力粉 … 100g
  • ☆ドライイースト … 小さじ1/2
  • ☆砂糖 … 小さじ1/2
  • ☆牛乳 … 35g
  • ☆溶かしバター … 25g
  • ☆卵 … 25g (フィリングの卵2個分から25gもってくる)
  • ☆塩 … 少々
  • ○卵 … 2個 (生地25g引いた量を使う)
  • ○ギリシャヨーグルト … 115g
  • ○レモン汁 … 小さじ1/2
  • ○ピザ用チーズ … 50g
  • ○キャラウェイシード … 小さじ1
  • ○塩 … 小さじ1/2
  • ○ベーコン … 70g
  • ○たまねぎ … 2個

◎ 作り方

  1.  ボウルに☆を全部入れて、5 分ぐらいよくこねる。
  2.  ラップをかけて 30 分暖かい場所で発酵させる。
  3.  細切りにしたベーコンを炒めて油を出したら、薄切りにした玉ねぎを入れて半分になる位までよく炒める。最初だけ蒸し焼きにすると、早くしんなりする。炒め終わったら冷ましておく。
  4.  オーブンを 190 ℃で予熱。
  5.  ○を全部入れてよく混ぜ、冷めた 3 も入れて、フィリングを作る
  6.  型に 2 を入れて、手で型のふちまでのばしていく
  7.  6 に 5 を入れて、オーブンで 40 分ぐらい焼く。できたてアツアツがおいしいです。

 

やぐるまぎく 

育てやすさ: ★★

ドイツの国花です。ナポレオンが攻めてきたときに、ベルリンから逃げてきた王妃が身を隠した麦畑で王子たちにヤグルマギクで花冠を作りました。のちにその王子の一人が、初代ドイツ皇帝になったことから、国花になりました。
私の好きな紅茶、トワイニングのレディーグレイにも入っています。

花言葉は色によって違い  「繊細」 「優美」 「独身生活」

 

執筆者紹介:  くーこ さん

つくば市在住。現在子育て真っ最中のフリーライターさん。
学生時代より文芸部の部長を務め、大学では文学部に学び、現在も執筆活動を続けています。
趣味は長年続けているお菓子作り。みんなから頼りにされる緑と料理を愛する主婦です。

 コラム「 おうち Moss Café 」は毎月第4土曜日に掲載予定です。

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