【おうち Moss Café – 世界旅行編】Vol.23~オランダ

1月のおすすめ
ヒヤシンス*オリボルン(オランダ)

もしも Active Note がカフェをオープンしたら…
そんな空想をちょっとだけ形にしてみました。
毎月おすすめの緑と、テーマに合わせたカフェレシピを紹介していきたいと思います。

                       

こんにちは、店員くーこです。

早いもので、もうすぐ1年が終わろうとしています。先日、友人に誘われて、卓上門松を作ってきました。細い竹でものこぎりで切るのはなかなか大変でしたが、少しずつ新年を迎える準備をするのは楽しいですね。

さて、新年最初の国は、Moss Cafeらしく、世界中の花の6割が集まる国「オランダ」にしてみました。

オランダと言えばチューリップのイメージが強いですが、ヒヤシンス・ユリ・バラ・水仙などの輸出も盛んです。何より、オランダ人は花が大好きで、花が活けてないテーブルの家は完璧ではないそうです。

そんなオランダの年越しは、「花火」なんだとか。うちの近所の某世界一高い大仏様のところでも花火は上がりますが、オランダの年越し花火は市民が自由に花火を買い込み、新年になったら打ち上げるんだとか。一般市民が打ち上げる花火なんて…と思いましたが、写真などを見ると立派な打ち上げ花火???それもそのはず、通常は危険なため販売禁止な花火を12月29~31日の期間限定・年齢制限、購入量制限有で売られるかなり本格的なもののよう。それを1時間近く国中で打ち上げたら、圧巻でしょうね。

花火を見ながら食べるのは、「オリボルン」と呼ばれるドーナツ。

あちらこちらに屋台が出ていて、ビールと一緒につまむそうです。甘いお菓子にビールって、日本ではあまりやらない組み合わせですよね。

外はカリカリ、中はモチモチのオリボルンを作る秘密は、小麦粉と牛乳を1:1にすることらしく、あとは好みでレーズンなどのドライフルーツを混ぜるのもおいしいそうですよ。

揚げる時の注意点は、イーストが入っているのでかなり膨れます。小さじ1ぐらいずつ落としてあげるとちょうど良い大きさになり、上手に揚がりますよ。生地自体はそんなに甘くないので、粉糖やシナモンシュガーをたっぷりかけて食べてみてくださいね。

             

 

オリボルン

<レシピ>
◎ 材料(ピンポン玉大10個分)

  • ・薄力粉 … 100g
  • ・牛乳 … 100ml
  • ・ドライイースト … 2g
  • ・塩 … 少々
  • ・砂糖 … 10g
  • ・マーガリン … 10g
  • ・レモンの皮のすりおろし … 半個分
  • ☆粉糖など … 適量

◎ 作り方

 ◇準備:ドライフルーツを入れる時は、ぬるま湯につけてもどしておき、
     水気をしっかり拭き取っておくこと

  1. ボウルに薄力粉・ドライイースト・塩・砂糖を入れヘラ等で軽く混ぜる
  2.  1 に牛乳を少しずつ入れよく混ぜ、粉気がなくなったらマーガリンを入れてさらによく混ぜる
  3. ドライフルーツを入れたいときはここで混ぜ込む
  4. ラップをかけて35度ぐらいで1時間発酵させる。ここまでをホームベーカリーの生地コースでやってもらってもOK!
  5. 揚げ油の温度は170℃にし、ティースプーンを2本使って生地を落としていく。
    生地がきつね色になるまで揚げる。
  6. 粉糖やシナモンシュガーをかけてできあがり
ヒヤシンス 

育てやすさ: ★★★


オランダで栽培されているのは「ダッチヒヤシンス」と呼ばれる花が密に咲き香りが強い品種。お正月のアレンジメントにも華やかで良いかも?ヒヤシンスの名前はギリシャ神話の美少年「ヒュアキントス」に由来していて、三角関係のもつれから、円盤投げの円盤に当たって死んでしまい、その血から咲いたのがヒヤシンスだったという、結構悲しいお話だったりする。(かなりざっくりな説明です)
花言葉も神話に関係したものが多い。

花言葉は 紫(悲哀)、黄(勝負)、ピンク(スポーツ、淑やかなかわいさ)、白(心静かな愛)、青(変わらぬ愛)。

 

執筆者紹介:  くーこ さん

つくば市在住。現在子育て真っ最中のフリーライターさん。
学生時代より文芸部の部長を務め、大学では文学部に学び、現在も執筆活動を続けています。
趣味は長年続けているお菓子作り。みんなから頼りにされる緑と料理を愛する主婦です。

 コラム「 おうち Moss Café 」は毎月第4土曜日に掲載予定です。

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