【おうち Moss Café – 世界旅行編】Vol.26~すみれ(日本)

4月のおすすめ
にんじんのシフォンケーキすみれ(日本)

もしも Active Note がカフェをオープンしたら…
そんな空想をちょっとだけ形にしてみました。
毎月おすすめの緑と、テーマに合わせたカフェレシピを紹介していきたいと思います。

                       

 こんにちは、店員くーこです。

 先日、友人のお庭に誘われたので遊びに行くと、イースターのデコレーションがされていました。色とりどりのパステルカラーのイースターエッグ(卵)や、イースターバニー(ウサギ)のオブジェがお庭に咲いていたパンジーや水仙の影に隠されていて、かなりメルヘンでした。息子はイースターにエッグハントをする約束をしていましたが、これからハロウィンの様に流行るのでしょうか?

 日本でイースターと言えば、ディズニーリゾートが先駆けてイベント化していた気がしますが、本来はキリストが磔刑後復活したことをお祝いするお祭りです。復活したのが日曜日だったらしく、春分の日の後の最初の満月から数えて最初の日曜日と決められているため、毎年日付が変わります。ちなみに今年は4月1日だそうです。

 敬虔なキリスト教徒が多い国では粛々とお祝いするらしいのですが、そうでもない国(意外とイギリスがそうなんです)は春をお祝いするイベントになっています。

 卵は「生命」、ウサギは「豊穣」、萌える季節にピッタリですね!

 今月はウサギと春色のお菓子を作ってみたかったので、にんじんを取り入れてみました。

 にんじんケーキと言えば、アメリカで作られるどっしりとしたケーキだったりするのですが、今回は春風のようにふんわりとしたシフォンケーキに仕上げました。色も鮮やかなオレンジで、食感も良いので、ぜひお試しくださいね。

 

             

 

 にんじんのシフォンケーキ 

 

材料(17cmシフォン型)

・卵黄 3個分
・グラニュー糖 30g 
・サラダ油 30g 
・オレンジジュース 50g
・薄力粉 80g 
・ベーキングパウダー 2g 
・にんじん(皮をむいて) 80g 

☆卵白 4個分 
☆グラニュー糖 40g

作り方

・準備 オーブンは170℃に予熱しておく
    卵白は直前まで冷凍庫で冷やしておく
    薄力粉とベーキングパウダーを合わせてふるっておく

① にんじんを薄切りにし、柔らかくなるまで煮る。途中で灰汁が出たら取る。
  柔らかくなったら、ざるに上げて冷ましておく。

② 冷めた①にオレン ジジュースの半量を入れてミキサーやフードプロセッサーなどにかけて、ピューレ状にしておく。

③ ボウルに卵黄とグラニュー糖を入れ白っぽくなるまで混ぜる。

④ ③に②→オレンジジュース→サラダ油→粉の順に入れてよく混ぜる。

⑤ ☆でしっかりとしたメレンゲを作る。

⑥ メレンゲの1/3量を④に入れてよく混ぜる。

⑦ ⑤に⑥を入れて、ヘラでさっくりと混ぜ合わせる

⑧ 型に流し入れたら、表面を均して、オーブンで35分焼く。

⑨ 焼きあがったら、すぐに逆さまにし、粗熱が取れたら逆さまのままビニール袋に入れて一晩寝かせたら食べごろです。

 

 すみれ 

育てやすさ: ★★★

日本原産の植物で、今でも田んぼのあぜ道などで咲いている。よく見るのは紫色。
初心者でも育てやすく、盆栽に向いている。
控えめで可憐なためか、乙女が大好きな花(のような気がする)。皇女エリザベートが好んで食べていたと言われる、デメルのすみれの砂糖漬けもパッケージから中身からとてもかわいい!大倉陶園から出ている花菫シリーズのカップもとても素敵!花言葉もキュート!

花言葉は、「小さな愛」「小さな幸せ」

 

執筆者紹介:  くーこ さん

つくば市在住。現在子育て真っ最中のフリーライターさん。
学生時代より文芸部の部長を務め、大学では文学部に学び、現在も執筆活動を続けています。
趣味は長年続けているお菓子作り。みんなから頼りにされる緑と料理を愛する主婦です。

 コラム「 おうち Moss Café 」は毎月第4土曜日に掲載予定です。

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