【おうち Moss Café – 果実とその花 編】Vol.37 いちごのババロア・いちごの花
3月のおすすめ
「いちごのババロア・いちごの花」
もしも Active Note がカフェをオープンしたら…
そんな空想をちょっとだけ形にしてみました。
毎月おすすめの緑と、テーマに合わせたカフェレシピを紹介していきたいと思います。
こんにちは、店員くーこです。
うちの朝食には、なるべくフルーツを出すようにしているのですが、ここ最近はイチゴを出すことが多いです。洗って出すだけの手軽さと、なにより甘くておいしい!
近年、品種改良がどんどん進んでいるようで、いろいろな名前を耳にするようになりました。代表的なのは、東の「とちおとめ」や西の「あまおう」でしょうか?その他には、栃木でしか栽培されていない「スカイベリー」や、我らの茨城「いばらキッス(ちょっと恥ずかしい)」、ピンク色でかすかに桃とココナツの香りがする「桃薫」など、50品種近くあるそうです。
それに伴い、イチゴ狩り園でも複数の品種の食べ比べができるところも増えてきましたね。昔は必ず手渡された練乳も、甘くて必要ないのか、出さない農園も。
そう、昔のイチゴ(30年前)は酸っぱくて、練乳が必需品でした。家族でイチゴ狩りに行くと、あんな小さな練乳じゃ足りないので、自宅から1本森永の練乳チューブと各自マグカップとフォークを持参し、マグにイチゴを山盛り摘んで、上から練乳をかけて、モリモリ食べる…イチゴ狩りマスターだ!と当時は自画自賛していましたが(実際に羨ましがられたことも何度かありました)、今やったら怒られますね。おおらかな良い時代でした。
昭和の思い出に浸ってしまったので、今回のレシピは昭和風味のデザートを作ってみました。ババロアって、昔はミックス粉などで作ってもらった人多いのでは?最近はなかなかお目にかかれませんよね。ババロアはカスタードを使うのが正式な作り方と言われているので、ちょっと手間ですが卵を使ったレシピにしてみました。
ピンク色でかわいいので、お雛祭りやホワイトデーのデザートにぴったりですよ。
いちごのババロア
☆いちご 150g
☆グラニュー糖 大さじ1
△卵黄 1個分
△グラニュー糖 30g
・牛乳 130g
・生クリーム 100g
◇卵白1個分
◇グラニュー糖30g
・粉ゼラチン 5g
・水 大さじ1
① 粉ゼラチンを大さじ1の水にふり入れて、ふやかしておく
② ミキサーに☆を入れて、ピューレ状にする
③ 鍋に牛乳を入れて、沸騰直前まで温める
④ ボウルに△をいれて、白っぽくなるまでよく混ぜ、③を少しずつ加えてよく混ぜたら、これをまた鍋に戻して中火にかけ、休まずにヘラなどでよく混ぜて火を通す。3分ぐらい、ゆるいとろみがつけばOK。火を止めたら①を入れてよく混ぜ、ボウルに移し、氷水につけて粗熱を取る
⑤ 生クリームを7分立てに泡立てておく
⑥ ◇でしっかりとしたメレンゲを作る
⑦ ⑤に④→②→⑥の順によく混ぜたら型に入れて2時間冷やす
いちごの花
育てやすさ: ★★★
甘くて真っ赤な果実に、小さくて白い花を咲かせます。このコントラストがとてもかわいい。非常に昔からある植物で、キリスト教以前からあったと言われ、北欧神話の愛と結婚の女神「フリガ」の果物と考えられていました。
花言葉は、「尊重と愛情」「幸福な家庭」
執筆者紹介: くーこ さん
つくば市在住。現在子育て真っ最中のフリーライターさん。
学生時代より文芸部の部長を務め、大学では文学部に学び、現在も執筆活動を続けています。
趣味は長年続けているお菓子作り。みんなから頼りにされる緑と料理を愛する主婦です。
コラム「 おうち Moss Café 」は毎月第4土曜日に掲載予定です。