つくばで食べる・つくる・育てる Vol.1 『レンコンの肉まん』

 こんにちは、モスカフェ店員改め、つくば市住民のくーこです。

 今月から新連載を始めることになり、カフェから抜け出して、日々の暮らしで紹介したいもの(時々レシピ)を書いていこうと思います。

 

             

 

 私の住んでいるつくば市は魅力度ワースト1を7年連続更新し続ける茨城県南部に位置するのですが、意外と暮らしやすいと思うのですよ。そして、地味に日本一のものが多かったりします。野菜だと、ピーマン・白菜・チンゲンサイ等々が出荷量日本一で、今の時期おいしいレンコンも入っています。

 作っている場所は、日本で2番目に大きい湖の霞ケ浦周辺で、ぷっくり色白で柔らかく甘味があるのが特徴です。霞ケ浦に面している土浦市ではこのレンコンを特産としていて、公式ゆるキャラの「つちまる」もレンコンモチーフだし、私の大好きな「れんこん麺」や「れんこんサブレ」などの加工品も多くあります。土浦市に住む友人が言うには、給食ではいろいろな料理に入っているらしく、肉まんにも入れるとのことでした。

 「肉まんにレンコン?」どうやら、タケノコの代わりに入れるらしいです。肉まん大好きなこの私。作るしかない!ということで、さっそく作ってみました。先に炒めて、下味付けて、冷まして…おぉ!!シャキシャキして、ほのかな甘みもあってすごくおいしい!息子はたけのこのえぐみが無い分、レンコン入りの方が断然好き!と言っていました。

 ほかにも、近所のパン屋さんにはレンコンサラダのサンドとかもあって、和洋中と相性が良い野菜なんです。しかも、ビタミンCも多く(しかもデンプン作用で熱に強い)、ポリフェノールの抗酸化作用で風邪の予防や咳の緩和に期待できるらしいので、この時期に積極的に取りたい野菜ですね。さーて、今日は豚汁にレンコン入れようかな。

             

 

 レンコンの肉まん
材料(9個分)

☆ 肉まんの皮 ☆

・薄力粉 250g 
・強力粉 50g 
・砂糖 40g 
・塩 3g 
・水 100ml
・牛乳 50ml 
・ベーキングパウダー 10g 
・ドライイースト 3g
・サラダオイル 大さじ 
  *水+牛乳は人肌に温めておく

☆ 肉まんの具 ☆

・豚ひき肉 300g 
・レンコン 90g 
・玉ねぎ 1/2個 
・長ネギ 1/2本 
・椎茸 2枚 
・生姜 ひとかけ 


・オイスターソース 小さじ1 
・しょうゆ 小さじ1 
・こしょう 適量 


・水 大さじ2 
・酒 大さじ1 
・鶏がらスープの素 小さじ1 
・醤油 大さじ1 
・オイスターソース 大さじ1 
・砂糖 大さじ1 
・片栗粉 小さじ1 

・ごま油 大さじ1

作り方

① ホームベーカリーに皮の材料を全部投入して、生地モードで1次発酵までしてもらう。

② フライパンにごま油、千切りにした生姜を入れ中火にかけ、香りが出てきたら荒みじん切りにした玉ねぎ・レンコンを入れ、玉ねぎに火が通ったらひき肉100g分を分量から取って入れ炒める。(こうすると、蒸した時に皮の中で団子にならない)

③ ②にAを入れて味付けしたら、冷ましておく。

④ ボウルに③とみじん切りにした長ネギと椎茸・ひき肉200g、調味料Bをいれてよく混ぜる。

⑤ ①を9等分に分けて軽く丸め、濡れふきんをかけて10分置く。

⑥ ⑤麺棒で円形にのばして、具を適量のせて包み(山盛り大さじ1ぐらい)、カットしたクッキングシートにのせておく。
皮の底になる部分は少し厚めにのばすと、水分が染みない。

⑦ ⑥に濡れふきんをかけて30分休ませたら、沸騰している蒸し器に入れて15~20分 強火で蒸して出来上がり。

 

 蓮根(レンコン)

 蓮根と書くが、食べている部分は地下茎と言われる茎。じゃがいもと同じ。れんこんの穴は水を通すものではなく、空気を通す気孔が発達したもの。泥や水に含まれる栄養素などを吸収しながら成長するため、ビタミンC・B6、食物繊維、レクチンなどを豊富に含んでいる。ちなみに、似た花の咲く「スイレン」など「蓮」がついていても、観賞用のものは食べられない。

             

執筆者紹介:  くーこ さん

つくば市在住。現在子育て真っ最中のフリーライターさん。

学生時代より文芸部の部長を務め、大学では文学部に学び、現在も執筆活動を続けています。

趣味は長年続けているお菓子作り。みんなから頼りにされる緑と料理を愛する主婦です。

 コラム「つくばで食べる・つくる・育てる 」は毎月第4土曜日に掲載予定です。

 

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