つくばで食べる・つくる・育てる Vol.2 『焼き芋』
こんにちは、モスカフェ店員改め、つくば市住民のくーこです。
2月に入り、12月に植えたイチゴの苗に花が付き始めてきました。
今年は暖冬のため、北関東のこちらでもあまり霜が降りず、上手に実がつくか心配しています。霜に当てないと甘くならないようです。
さて、この時期つい買ってしまうもの、それは焼き芋。
ランチにしてもよし、学校から帰ってきた子どもとシェアしておやつにしても良し。
最近は、しっとり系の甘味が強いものが流行っているようで、スーパーで買っても外れたことがありません。「その昔売っていた蒸かし芋はパッサパサだったわ~」と牛乳片手に食しております。品種は昔主流だったベニアズマではなく、シルクスイートや紅はるかをよく見かけます。
茨城はサツマイモの生産が全国第2位だけあって、近所にもメディアに出ている有名なさつまいも卸問屋がやっているお店がありますが、常に混んでいます。やはり、皆さん焼き芋大好きなんですね、どの方も結構な量を購入されています。
焼き芋はスーパー派の私ですが、手土産に焼き芋を持って行くときにはかすみがうら市にある「焼き芋館 蜜芋」で購入しています。知り合いの農家の方々からのオススメで、きれいに洗浄しているので皮ごと食べられます。そして、真空パックされていて、常温で持ち運びでき、食べきれない分は冷凍できるので、持って行くと必ず喜ばれる手土産リストのひとつとなっています。
ただ、焼き芋好きの友人の中には、しっとり系は好きではない人もいるのです。ホクホク系派ですね。また、しっとり派の方でも蜜が多すぎのべちゃっとしたのは好きではないとか。そんな好みではない焼き芋を手にしてしまったときは、思い切って加工するのが良いと思います。うちでよくやるのはスイートポテトです。焼き芋だと皮をむくのも、つぶすのも簡単なので、作るときは最初から焼き芋買っちゃいます。もともと水分もあり甘いので、お砂糖も通常の1/3量で済み、生クリームも入れなくてよいです。オーブンに入れるまで、手際よくやれば5分くらいなので、試してみてくださいね。
焼き芋
・焼き芋 400g
・砂糖 28g
・卵黄 12g
・有塩バター 12g
・シナモン 少々
☆残った卵黄
☆牛乳 小さじ1
① 焼き芋は冷めていたらレンジで熱々にして、ボウルに皮をむいた芋を入れつぶす。
② ①に砂糖を入れ、ヘラですり混ぜていく。
③ ②に卵黄 →バター →シナモン(お好みで)の順に混ぜていき、固いようなら牛乳(分量外)で調整する。
④ スプーン2本で成型して、☆を混ぜたものを上に塗り、200℃のオーブンで20分ほど焼く。
さつまいも
ヒルガオ科サツマイモ属の植物。実はアサガオと近縁。どんな土地でも気候でも育つことから、「救荒作物」として栽培されることもある。
同じ品種なら細い方が糖度が高いので、焼き芋を選ぶときには細身を選ぶと良いらしい。
執筆者紹介: くーこ さん
つくば市在住。現在子育て真っ最中のフリーライターさん。
学生時代より文芸部の部長を務め、大学では文学部に学び、現在も執筆活動を続けています。
趣味は長年続けているお菓子作り。みんなから頼りにされる緑と料理を愛する主婦です。
コラム「つくばで食べる・つくる・育てる 」は毎月第4土曜日に掲載予定です。