つくばで食べる・つくる・育てる Vol.24『やっぱりサツマイモが好き』
つくばで食べる・つくる・育てる
12月のテーマ「やっぱりサツマイモが好き」
ハッピークリスマス☆くーこです。
皆さん、楽しい休日をお過ごしですか?我が家は今日25日に久々に実家の両親や弟家族と集う予定です。以前はチキンの丸焼きを購入していたのですが、ばらすのが手間なのと意外と手が伸びないので、ここ2・3年は焼き鳥屋さんで焼き鳥を数種類購入しています。これが評判が良くて、子ども達も良く食べるし、いろいろな種類があって楽しいのでおすすめです。既にクリスマスパーティーじゃなくて、忘年会?って気もしますね。
12月の上旬に息子が以前通っていた幼稚園の先生から「芋畑をそろそろ耕すので、その前に残り芋を掘りにきませんか?」とママ友を通してお誘いがありました。通っていた幼稚園では保護者のサークルやボランティアがいくつかあり、私も3つほど所属していたので卒園してからも幼稚園側との距離が近くイベントに誘われることが時々ありました。ただ、新型コロナが蔓延してからはそれも無くなり、本当に久々です。もちろん即答「YES!!」です。
当日は今も交流のあるサツマイモ畑管理ボランティアだったママ友2人と芋畑で集合したのですが、車から降りてきたときの出で立ちが3人とも超本気モードで笑いました。黒くてベタベタする芋の蔓の汁(ヤラピンと言うらしい)がつくとなかなか落ちないので服は黒が基本。この日は芋掘り後にランチに行く予定だったので、ツナギのママはいなかったですが、長靴と農作業用の帽子(農家の女性がかぶっているあれです)を身に着け、ショベルと軍手で完全装備です。「残り芋は畝から外れているか、深い場所にあるからショベル絶対だよね」「芋掘り用のしゃもじ処分しちゃったから、泣く泣くスコップ持ってきた」と、ちょっと会話がおかしい…ここの幼稚園のモットーが「親も子どもも全力投球」だったので、今でも常にイベントは手抜きなしの本気モードです。ちなみになぜしゃもじかと言うと、芋を傷つけずに掘ることができる素敵アイテムなのです。これだと園児も扱い易くて当時ものすごく感心しました。
時間は1時間と決めて掘っていくとちび芋が次々と出現、こうなると人間欲が出てきて気が付けばすでに1時間半経過!おしゃべりも程々に、黙々とスコップで掘りまくりました。潮干狩りとかもそうですけれど、狩りって人間の本能を刺激するのでしょうか?もの凄く楽しい!!
大満足で持ち帰り、さっそく大学芋を作りました。本当は乾燥させて寝かせてあげると甘みが増しておいしいのですけれどね。乱切りにして、電子レンジで柔らかくなるまで加熱してから揚げるとほっくりとした大学芋が簡単にできます。蜜はしょうゆ控えめが好きです。できたそばからどんどんなくなっていく大学芋。普段は糖質のこともあって、イモ類は食卓に上がらないのですが、やっぱりおいしい!サツマイモ大好き!!と親子で叫びながら完食です。時代の流れなのか、在園中はベニアズマだった品種がねっとり系に代わっていました。
そして、今回は「サツマイモとリンゴのケーキ」を焼きます。これは在園中に「サツマイモ料理のネタが尽きた…お芋がパサパサしていて子ども達が食べない」というママ友に教えたものなのですが、スイートポテトよりしっとり軽くて煮たりんごの食感と酸味でおいしいのです。作り方も簡単。煮て混ぜて焼くだけ。焼いてすぐはほくほくしているし、冷めるとしっとりしてどちらもおいしいと思っています。そのため我が家では大き目の型でドカンと焼くのですが、普通のパウンド型ならレシピの半量がちょうど良いですよ。
さて、今年も残り僅かになりました。皆様も穏やかな年末年始をお迎えください。来年もどうぞよろしくお願いします。
・砂糖100g ・無塩バター 100g
・牛乳 300ml
・卵4個
・小麦粉 30g
・ベーキングパウダー15g
・シナモンパウダー 少々
・バニラエッセンス 数滴
☆りんご(いちょう切り) 1個
☆砂糖 大さじ1
執筆者紹介: くーこ さん
つくば市在住。現在子育て真っ最中のフリーライターさん。
学生時代より文芸部の部長を務め、大学では文学部に学び、現在も執筆活動を続けています。
趣味は長年続けているお菓子作り。みんなから頼りにされる緑と料理を愛する主婦です。
コラム「つくばで食べる・つくる・育てる 」は毎月第4土曜日に掲載予定です。