【コラム】つくばで食べる・つくる・育てる Vol.56 『お米の代わりにもち米買いました』

つくばで食べる・つくる・育てる
9月のテーマ「 お米の代わりにもち米買いました」

こんにちは、くーこです。過ごしやすくなってきましたね。
これで平年並みなんだそうで、今までどれだけ暑かったのでしょう。皆様いかがお過ごしでしょうか?
 
 8月くらいから米不足の報道がされていましたが、米どころに住んでいるため全然気にせずに生活していた我が家。異変を感じたのは、いつも購入しているコストコでお米の金額がびっくりするぐらい値上がっていたことと、定番の銘柄がなかったこと。まだ米びつに入っているし、これならスーパーで買えばいいかとスルーしてしまったのですが、この後お盆過ぎて台風が連続して関東にきたころぐらいにお米コーナーの棚がガラ空きになっていました。そして、我が家の米びつも空に…毎日お米を食べる我が家なのでいつも購入するお米の倍以上する価格のものを購入しようか迷ってしまいましたが、1週間もすれば新米出るかな?それまで他の炭水化物食べればいっか!と小麦粉を買って帰りました。案の定、家族からは「米がなければ麺食べればいいじゃない!」とどこかのマリー様のようなことを言ってくれたので、1週間うどん・パスタ・そば・お好み焼きなどなど、それなりに楽しい小麦生活を送っていました。

 そして1週間後、状況変わらず(汗)。
朝一でスーパーに行ったものの、棚は空…そこには「入荷できなくてごめんなさい」の貼り紙…仕方ないけれど、さすがにお米が食べたくなってきたし…そう言えば、平成の米騒動の時にはタイ米食べたな。あの時は微妙だと思っていたけれど、タイ料理も普通に作れるようになったし、今ならきっとおいしく食べられるな…なんて現実逃避していたら、目に飛び込んできた本日のお買い得品「もち米」。即カゴにIN!ついでに小豆も買いました。もち米は扱い難しそうに思いますが、半日水につけて蒸し器で蒸せばもっちりしたおこわができます。炊飯器だと逆に水加減が難しくてべちゃっとした仕上がりになりやすいので、私は蒸し器推しですね。春に頂いて冷凍保存しておいた山菜を使って山菜おこわを作りましたよ。 

小豆も買ったし、本当はお赤飯蒸そうとも思ったのですが、それはお餅にしてほしいと言われたので、それじゃあお正月でもないけれどAlwaysめでたい家族だし、普通のお餅と冷凍保存してあるよもぎ粉入れた草餅作って、餡子でも焚くか!ってことになったのですが、ここにきて18年間相棒だったナショナル製のホームベーカリーが動かなくなってしまいました。最近モーターの調子がイマイチだとは感じていたのですが、直前にこねてもらっていたうどんで逝ってしまったようです。パンだけではなく、うどんに餅にといろんなものを作ってくれました。18年間ありがとう…

 そうなると餅はつけないので、ここはおはぎに変更です。秋だしちょうど良いですね。おはぎのもち米は炊飯器で炊きます。うるち米を少し入れた方が固くなりにくいのですが、無いので食べる分だけ炊きましょう。餡子は1時間もあれば作れるし、好きな甘さに調節できるので作ります。水加減は割と適当で大丈夫なのですが、多めの水でぐらぐら煮立てちゃうと煮崩れるので、このレシピの分量だと直径18~20㎝ぐらいの鍋が作りやすいです。多めにできるので冷凍保存しておいて、餡バターパンや秋の夜長のちょっと甘いもの食べたいときに塩昆布と熱い緑茶と一緒に出したりするのもおすすめです。

 スーパーの中の人の話だと、10月の半ばには新米の流通が完了して価格も落ち着くのではないかとの話でした。この物価高で今までの価格ということにはならないそうですが、それでも現在は棚にも新米が並んでいますし、買い占めなくても普通に購入できています。今回、改めてお米が主食として手軽でおいしいものだと感じました。お米農家さんには本当に感謝しかないです。これからもお米食べますね!

それではまた、10月にお目にかかりましょう。

≪おはぎ≫

【材料】(15個分)
・もち米 1.5合 
・水270ml
・塩 1つまみ 

☆小豆 200g 
☆砂糖(好きな種類で) 180g 
☆塩 1 つまみ

【作り方】
① もち米は良く洗って2時間以上水につけておく

② 小豆も良く洗って、鍋に入れたらたっぷりの水を入れて強火にかけ、沸騰したら5分茹でてザルにあけて良く水洗いする(渋切り)。この時鍋も洗って灰汁を落としておく。

③ 鍋に渋切りした小豆を入れて、小豆の4倍量の水を入れる(この分量だと800ml)。沸騰したら弱火にして豆の芯が無くなるまで煮る(だいたい40~60分。豆によって違うので、指で押して確認する)。小豆が水面から出てくるようなら、適宜差し水をする。小豆は砂糖を入れた後柔らかくならないので注意!

④ 煮あがったら半分ぐらい煮汁を捨てて、砂糖の半分を入れて中火にかけ、ヘラで混ぜる

⑤ 砂糖が溶けたら、残り半分を入れて水分を飛ばしながら煮ていく。冷めると固くなるので、気持ちゆるいぐらいで火を止めて、塩を加えて混ぜておく。

⑥ バットに移して粗熱が取れたら、ラップをかけて乾燥しないようにする

⑦ 水切りした①に水と塩を入れて普通モードで炊く

⑧ 炊きあがったら、水につけたすりこ木で10回ぐらいついて、1個30gを目安にラップで丸めておく

⑨ 餡子も15等分して(だいたい45グラム前後)ラップに薄く広げたら、⑧をのせて包んで形を整えたら出来上がり

※食べ切れない時は冷蔵庫で保存して、食べる前に1個当たり電子レンジ600w50秒で温めて粗熱を取ってあげるとおいしく食べられます。


執筆者紹介:  くーこ さん

つくば市在住。現在子育て真っ最中のフリーライターさん。

学生時代より文芸部の部長を務め、大学では文学部に学び、現在も執筆活動を続けています。

趣味は長年続けているお菓子作り。みんなから頼りにされる緑と料理を愛する主婦です。

 コラム「つくばで食べる・つくる・育てる 」は毎月第4土曜日に掲載予定です。

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