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苔玉からクリスマスツリーに🔔

あと3週間ほどで2020年も終わりですね。
今年は新型コロナウイルスなどの予期せぬ出来事がたくさんあった年でした…。

そんな中、とても嬉しいお知らせがございました。

昨年、成田市のスポーツセンター「ジムナシオン」さん主催のスポーツフェスタにて、苔玉作り体験&販売のコーナーを出店させていただきました。その時にジムナシオンさんに置いていただいた苔玉が、ジムの利用者様の粋なお計らいで、かわいらしいクリスマスツリーにコンバートされていました!

とっても素敵なサプライズでした。かわいらしいクリスマスツリーです (^^♪

みなさまの上に、良いクリスマス&年末がございますように。

ActiveNoteスタッフ一同

【苔玉に寄せて】Vol.59~コロナ禍中に「苔玉」園芸を思う

コロナ禍中に「苔玉」園芸を思う

 新型コロナウィルスが猛威を振るう中で、巣籠り生活を余儀なくされる、誠に鬱陶しい毎日です。そうした中で、園芸を楽しんでおられる方が多くおられます。その一環としての苔玉も、更に多くの園芸愛好家の方々に普及しつつあるようです。毎月募集実行されています「つくば市ふれあいプラザ」の苔玉教室も盛会で、以前にもまして参加希望される方が増え応募なさる方が多く、募集人数をオーバーしているようです。参加ご希望の方が多くいらっしゃるにも拘らず、茨城県にもコロナ陽性者が増加、12月度の苔玉教室は、中止の止むなきに至ってしまいました。誠に残念に思っております。

 この、苔玉愛好者増加の傾向は、単なる「流行」ではないように思います。コロナ故に家庭内に巣籠りされる中で、園芸を見つめ直しておられる、そうした「時流」を感じております。そんな時流下、「苔玉」の在り方はどうあるべきなのか、しっかりとした園芸(生活)基調に基づいた「苔玉」を考えなければならないと、考えています。

 比較的ケバケバした派手目の園芸から少しずつ問い直されつつあったコロナ以前の園芸が、コロナ禍で静かに、しかし少しばかり早目に進行しているように感じております。表面だけにとらわれ勝ちだった園芸から、園芸の深み、真剣さを問い直す時が来ている、そんな気がしてなりません。

 このウィルス禍がなかったとしたならば、派手々々の園芸にのみ感動しただけで、園芸のもたらす「真剣さ」を深く受け止められなかっただろうと思うのです。

 巣籠り生活の年末を迎える今、苔の大地に力強く根を張った「黒松」の苔玉を見て、その根底にある深いものに、改めて思いを致しています。小さな「黒松の苔玉」とじっくりと対峙する中で、この感染症が収束できた暁には、もっと多くの人たちが苔玉否「生活の中の園芸」を楽しんで頂きたいと、心から願っています。

 

執筆者紹介 –  S.Miyauchiさん

日本農業園芸造園研究所代表。農業・園芸・造園について30年以上の業務・指導に務める。つくば市在住。 つくばの松見公園をはじめ、数々の有名庭園の設計に携わる。現在は全国各地で苔玉教室などを開催し、誰もが楽しく園芸に触れることができる活動を展開している。

 コラム「苔玉に寄せて」は毎月第2土曜日に掲載予定です。

つくばで食べる・つくる・育てる Vol.11『燻製あれこれ』

つくばで食べる・つくる・育てる
11月のテーマ「燻製あれこれ」

こんにちは、くーこです。

 またコロナの波がやってきて、何するにも気を使う日常ですが、皆さんは疲れていませんか?このコロナ禍でアウトドアが流行っているらしく、茨城のキャンプ場は休日になるとどこも大賑わいなんだそうです。最近はベランピングとか、自宅のベランダでアウトドアを楽しむ方も増えているとか。

             

 我が家はインドア派なのでキャンプはしませんが、数年前から庭で燻製を作っています。最初は1000円くらいで購入したダンボール燻製器でやっていたのですが、風に弱いので赤くてかわいい燻製器を購入してしまいました。通りに面した家なので、通りすがりの人から「BBQしているの?」と聞かれることも多いです。さすがにそんな度胸はありません(汗)燻製を作っていると説明すると、皆さん興味深そうにいろいろ聞いてくれます。ここで「できたてどうぞ!」とオススメできないのが燻製の残念なところでもあるのですが。

 ありがたいことに、燻製を作っている友人から「うちの燻製と違う。作り方教えて!」と言われることが多いです。せっかくなので、紹介しますね。

 私は温燻のみで、基本的には燻製の本に書かれていることをそのままやっています。使っている燻煙材はウッドと言われる、木のおがくずみたいなものを固めたものです。熱源不要で、時間の管理がしやすいのが良いところです。

 ウッドにはいろいろな種類があり、本ではサクラやリンゴを薦めていることが多いような気がしますが、私は「ヒッコリー」一択です!クセがない香りで素材を選ばないところと、色付きが良いところが気に入っています。

 これだけでもおいしく作れますが、さらにウッドを燃やしたあとにピートパウダーとザラメ糖を大さじ1くらい乗せます。ピートパウダーでスモーキーなフレーバーを、ザラメ糖で甘い風味と色つきをアップさせています。あとはときどき食材の水分を拭きつつ、2~3時間燻製し、風乾した後に1日ラップにくるんで冷蔵庫寝かすとできあがりです。その日のうちに食べたくなる気持ちもすっごく分かりますが、そこはぐっとこらえてみてください。ソーセージはすぐに食べてもOKです。

             

 次にオススメの食材ですが、チーズ・ベーコン・ナッツ・ソーセージは鉄板ですね。
子どもに人気なのは「かまぼこ」だったりします。日本酒や焼酎飲む人には「梅干し」も気に入ってもらえるはず。普通に白いごはんと食べてもおいしいです。

 

 

 ナッツは無塩のものをBBQ風に味付けしてからスモークしています。こちらは洋酒に合いそうとの感想をもらっています。ナッツを燻製するときには小さなざるがあると便利です。

 道具と材料があれば初めてでもおいしく作れるので、外飲みに行きにくいこんな時だからこそ、自宅でトライしてみるのも楽しいですよ!

             

 ナッツの燻製
材料

・無塩ナッツ 60g 
・オリーブオイル 小さじ1 

☆チリパウダー 小さじ1 
☆塩  少々 
☆砂糖 少々

作り方

① ☆をまぜておく

② ナッツにオリーブオイルをまぶして、☆入れてからめておく

③ 燻製器に入れて、温燻で1時間したらできあがり

 

             

 

執筆者紹介:  くーこ さん

つくば市在住。現在子育て真っ最中のフリーライターさん。

学生時代より文芸部の部長を務め、大学では文学部に学び、現在も執筆活動を続けています。

趣味は長年続けているお菓子作り。みんなから頼りにされる緑と料理を愛する主婦です。

 コラム「つくばで食べる・つくる・育てる 」は毎月第4土曜日に掲載予定です。

 

【苔玉に寄せて】Vol.58~晩秋の苔玉

晩秋の苔玉

 11月に入って朝夕の冷え込みが厳しくなってきました。「寒い冬季間、苔玉はどんな場所に置いて管理すればいのでしょう?」という質問が増えてきます。

 大方の植物は苔も含めて、低温期間中は目立った成長・変化をしなくなります。為に、ついつい苔玉の管理を忘れてしまう、更にひどい場合には苔玉の存在すら意識の外側に行ってしまい、水の一滴も与えず、枯死してしまっている事例を多々見受けることしばしばです。とりわけ関東地方の冬季間は、西北方向から吹きすさぶ空っ風で異常乾燥状態が続きます。屋外で苔玉を管理する場合は、空風吹きすさぶ西北側で管理することは避けなければなりません。水と縁を切ってしまっては、苔も本体植物も冬を乗り切る以前に、枯死してしまいます。

 厳寒期・真冬でも木陰に生育する山苔は、緑豊かに元気に過ごしています。木陰ゆえに、空中湿度が十分に保たれているからなんです。苔庭で有名な京都の鹿苑寺(苔寺)を学生時代の厳寒期に尋ねた折、白い積雪の中に濃緑の苔が精いっぱい輝いていた光景、忘れられません。

 苔玉という小さな空間で、植物も苔も精いっぱい生きていることを忘れないで下さい。密やかに春の到来を小さな苔玉世界で待ちわびているんです。

 観葉植物として鑑賞される植物たちは、その殆どが熱帯~亜熱帯地方を原産地とします。彼らには日本の冬を耐え忍ぶ能力はありません。徹底した温度・湿度管理のできる温室があればいいのですが、わずかの植物だけのために温室はままならず、私たちの生活する部屋で管理することとなります。エアコンやストーブなどの暖房設備の整った私たちの生活環境は、どうしても乾燥気味になり、植物たちの求める湿度を維持すること、ままなりません。苔玉など植物たちは、暖房熱風等の直接当たらない場所を選んで湿度に気配りしてあげてください。
 私たちが毛布・布団にくるまって温かく熟睡している深夜~日の出前の時間帯は、植物たちにとって最も危険な寒冷時間帯になります。タンスの上など 1℃ でも高い場所で、植物達たちに暖を取ってあげることです。

 昼間は、レースのカーテン越し程度の光線下に苔玉植物たちを置いて、温度と湿度を保つことです。

 生命力に満ち満ちた春先の芽吹きまで、苔玉たちが元気に過ごしてくれますことを祈ります。それ以上にコロナ・インフルエンザ渦のこの冬を室内園芸を楽しみながら、私たちも頑張りましょう。

 

 

執筆者紹介 –  S.Miyauchiさん

日本農業園芸造園研究所代表。農業・園芸・造園について30年以上の業務・指導に務める。つくば市在住。 つくばの松見公園をはじめ、数々の有名庭園の設計に携わる。現在は全国各地で苔玉教室などを開催し、誰もが楽しく園芸に触れることができる活動を展開している。

 コラム「苔玉に寄せて」は毎月第2土曜日に掲載予定です。

シクラメンの苔玉作り in つくば市ふれあいプラザ 11月25日(水)

秋の気配が感じられる季節になりました。夜は肌寒い日が続いています。風邪などをひかないようにお体にお気をつけください。

さて、この度つくば市ふれあいプラザで、ActiveNoteの園芸指導担当の特別顧問が、冬の季節に彩を添える「シクラメンの苔玉教室」を開催することとなりました ♪

おかげさまで、つくば市の皆様に気軽にご参加いただける人気の講座となっています。
お時間がございましたら、ぜひご参加いただけますと幸いです♪

 

「シクラメンの苔玉作り」

【講座内容】
  丸い形が愛らしい緑の苔玉。
  自然の中からそのまま切り出してきたかのような姿が、見る人の心を和ませます。
  季節にあわせて植物を厳選しながら、初心者でも味わいのある苔玉を制作します。

【日時・期間】
  2020年11月25日(水) 
  13:00 ~ 15:00

【参加方法】
  つくば市ふれあいぷらざ へお電話ください
  電話 029-876-2311
  受付時間 午前9時~午後10時

【受講料】
  2,700円(教材費込)

【定員】
  10人

【講師】
  日本農業園芸造園研究所 
  代表 宮内 伶

【開催場所】
  つくば市ふれあいぷらざ 2階
  茨城県つくば市下岩崎2164-1
  TEL 029-876-2311

【アクセス】
  TXつくば駅で「つくバス・南部シャトル」乗車
  → N14茎崎運動公園下車 徒歩約5分

 

*くわしくはつくば市広報2020年10月号・市民講座のご案内をご覧ください