もしも Active Note がカフェをオープンしたら…
そんな空想をちょっとだけ形にしてみました。
毎月おすすめの緑と、テーマに合わせたカフェレシピを紹介していきたいと思います。
こんにちは、店員くーこです。
先日、友人のお庭に誘われたので遊びに行くと、イースターのデコレーションがされていました。色とりどりのパステルカラーのイースターエッグ(卵)や、イースターバニー(ウサギ)のオブジェがお庭に咲いていたパンジーや水仙の影に隠されていて、かなりメルヘンでした。息子はイースターにエッグハントをする約束をしていましたが、これからハロウィンの様に流行るのでしょうか?
日本でイースターと言えば、ディズニーリゾートが先駆けてイベント化していた気がしますが、本来はキリストが磔刑後復活したことをお祝いするお祭りです。復活したのが日曜日だったらしく、春分の日の後の最初の満月から数えて最初の日曜日と決められているため、毎年日付が変わります。ちなみに今年は4月1日だそうです。
敬虔なキリスト教徒が多い国では粛々とお祝いするらしいのですが、そうでもない国(意外とイギリスがそうなんです)は春をお祝いするイベントになっています。
卵は「生命」、ウサギは「豊穣」、萌える季節にピッタリですね!
今月はウサギと春色のお菓子を作ってみたかったので、にんじんを取り入れてみました。
にんじんケーキと言えば、アメリカで作られるどっしりとしたケーキだったりするのですが、今回は春風のようにふんわりとしたシフォンケーキに仕上げました。色も鮮やかなオレンジで、食感も良いので、ぜひお試しくださいね。
・卵黄 3個分
・グラニュー糖 30g
・サラダ油 30g
・オレンジジュース 50g
・薄力粉 80g
・ベーキングパウダー 2g
・にんじん(皮をむいて) 80g
☆卵白 4個分
☆グラニュー糖 40g
・準備 オーブンは170℃に予熱しておく
卵白は直前まで冷凍庫で冷やしておく
薄力粉とベーキングパウダーを合わせてふるっておく
① にんじんを薄切りにし、柔らかくなるまで煮る。途中で灰汁が出たら取る。
柔らかくなったら、ざるに上げて冷ましておく。
② 冷めた①にオレン ジジュースの半量を入れてミキサーやフードプロセッサーなどにかけて、ピューレ状にしておく。
③ ボウルに卵黄とグラニュー糖を入れ白っぽくなるまで混ぜる。
④ ③に②→オレンジジュース→サラダ油→粉の順に入れてよく混ぜる。
⑤ ☆でしっかりとしたメレンゲを作る。
⑥ メレンゲの1/3量を④に入れてよく混ぜる。
⑦ ⑤に⑥を入れて、ヘラでさっくりと混ぜ合わせる
⑧ 型に流し入れたら、表面を均して、オーブンで35分焼く。
⑨ 焼きあがったら、すぐに逆さまにし、粗熱が取れたら逆さまのままビニール袋に入れて一晩寝かせたら食べごろです。
育てやすさ: ★★★
日本原産の植物で、今でも田んぼのあぜ道などで咲いている。よく見るのは紫色。
初心者でも育てやすく、盆栽に向いている。
控えめで可憐なためか、乙女が大好きな花(のような気がする)。皇女エリザベートが好んで食べていたと言われる、デメルのすみれの砂糖漬けもパッケージから中身からとてもかわいい!大倉陶園から出ている花菫シリーズのカップもとても素敵!花言葉もキュート!
花言葉は、「小さな愛」「小さな幸せ」
つくば市在住。現在子育て真っ最中のフリーライターさん。
学生時代より文芸部の部長を務め、大学では文学部に学び、現在も執筆活動を続けています。
趣味は長年続けているお菓子作り。みんなから頼りにされる緑と料理を愛する主婦です。
コラム「 おうち Moss Café 」は毎月第4土曜日に掲載予定です。
自然界で苔の織りなす景観は、多くの人に感動をもたらしてくれます。奥入瀬渓流、富士山麓の樹海、屋久島を流れる河川域の苔など、多くの人たちの知るところです。その他にも会津地方の奥只見、黒部川流域、熊野古道沿い、鳥取大山の山間部を流れる河川域など山間部を洗う渓流に貼り行く苔の美しさに魅了されてきました。
一方で、京都西芳寺(苔寺)の苔庭に代表される人工の苔景観に、ほっと安堵させられます。美しい苔の魅力にひかれて寺院や庭園を訪れる人も多く見かけます。路地に苔を張り詰めたり、苔の張り付いた庭石を愛でたりするなど、苔を主体とした個人の庭園も多くあります。
私はよく散歩します。居住するつくば市近辺は、整備された道路・都市公園があり、近辺には田畑が広がり、ちょっと足を延ばすと里山風景豊かな環境に恵まれています。散歩の途中、目を凝らし、しみじみと地面を見つめると、道端にひっそりとそこかしこに苔が密かに息づいていることに気づき、見るものに安らぎをもたらしているようです。インテリアとしても人気があり、苔盆栽、苔玉として楽しまれまた、最近では大きな壁面を苔で覆い尽くす手法も見られます。高温多湿の日本列島に暮らす私たちの生活や文化に苔は深い関わりを持ち、その魅力を語りかけているようです。苔の魅力の一端を私たちの生活に取り入れ、細やかながらも苔の持つ素晴らしさを知って頂ければと・・・・・「苔玉」に至ったことでした。
人気が高まってくると「苔」の需要が高くなります。品種にもよりますが、苔は従来、自然界からの採取「山採り」が主体でした。最近では山掃除と称する山野の下草刈り管理が行われなくなり、太陽光線が地表苔面まで届かず、苔の自然増殖が厳しくなっているといいます。また、山採り専門の古老に聞かされます・・・
最近の山採り採取者は根こそぎ採ってしまう、来年、再来年の採取も考慮して、採取して欲しい・・・という声を耳にします。山採りでは間に合いそうにないという反省から、山形県、新潟県、富山県など日本海側の地方で、かなり大規模に苔の栽培・生産が行われるようになり、嬉しいことです。
日本農業園芸造園研究所代表。農業・園芸・造園について30年以上の業務・指導に務める。つくば市在住。
つくばの松見公園をはじめ、数々の有名庭園の設計に携わる。現在は全国各地で苔玉教室などを開催し、誰もが楽しく園芸に触れることができる活動を展開している。
コラム「苔玉に寄せて」は毎月第2土曜日に掲載予定です。
もしも Active Note がカフェをオープンしたら…
そんな空想をちょっとだけ形にしてみました。
毎月おすすめの緑と、テーマに合わせたカフェレシピを紹介していきたいと思います。
こんにちは、店員くーこです。
まだまだ寒い日が続いていますが、皆様お元気でしょうか?
先日、小学生の息子が突然「オーロラ見てみたい」と言い出しました。どうやら、テレビアニメで出てきたようです。「日本では見られないよ。もっと寒いところじゃないと」と答えたのですが、そう言えば昔は北海道でもよく見えたと、北海道漁村出身の祖母が話していたのを思い出しました。
調べてみると、今でも複数の条件が重なると見られるようですが、緯度が低いからか、赤いものなんだとか。
やはり、あの玉虫色のオーロラを見るためには海外に行かなくてはなりません。
一番近いのはカナダでしょうか?
調べてみると、北緯60℃あたりが出現率が良いとのと、日中のアクティビティが充実していることで、日本のツアーは「イエローナイフ」に行くことが多いです。オーロラビレッジにはティーピーと呼ばれる先住民族が使っていたテントがあり、その中で暖を取りながらオーロラの出現を待ちます。
運が良ければ「ブレイクアップ」と呼ばれる、色とりどりの天空のカーテンが見られるとか。昼間は犬ぞりやネイチャーツアーで遊べるので、家族で行っても楽しめそうです。
そんなカナダでは、「モンティクリスト」という食べ物があり、最近日本でも話題に上がるようになりました。
簡単に言うと、甘くないフレンチトースト液にチーズやハムを挟んだサンドウィッチを浸して焼いたものです。
私は甘じょっぱいのが好きなので、少しお砂糖を入れています。メープルシロップをかけて食べるのもおいしいので、その時はいれなくてもOKですよ。この辺はお好みで。私は全入れが好きです。
お腹にたまるので、「フレンチトーストじゃご飯にならないよ!」と言う男性の朝食にもイケると思います。あっという間にできるので、休日のブランチにぜひどうぞ!
☆たまご 1個
☆牛乳 50㏄
☆砂糖 小さじ1
☆塩 少々
・食パン(6枚切り) 2枚
・スライスチーズ 1枚
・ハム(ベーコン) 1枚
・マヨネーズ、マスタード、こしょう 適量
・バター 適量
・メープルシロップ お好みで
① 食パンの内側にマヨネーズとマスタードを塗って、チーズ・ハムをのせ、こしょうをかけてサンドウィッチを作る
② ☆をまぜて、①の両面を浸しておく
③ フライパンでバターを溶かし、弱火でじっくり、こんがりと両面焼く
④ 少し冷ましてから切ると、切りやすい。メープルシロップをかけて召し上がれ♪
育てやすさ: ★★★
国旗でお馴染み、カナダの国花。樹液はメープルシロップになることも有名。
でも、樹液をそのまま舐めるとまずいので要注意。1ℓのメープルシロップを作るのに、40ℓの樹液が必要なんですって!
値段が高いのもうなずけますね。
日本の楓とは違い、葉はかなり大ぶり。紅葉が美しいので、街路樹で使われることも多いです。
花言葉は 「美しい変化」 「大切な思い出」
つくば市在住。現在子育て真っ最中のフリーライターさん。
学生時代より文芸部の部長を務め、大学では文学部に学び、現在も執筆活動を続けています。
趣味は長年続けているお菓子作り。みんなから頼りにされる緑と料理を愛する主婦です。
コラム「 おうち Moss Café 」は毎月第4土曜日に掲載予定です。
マツの代表格は通称「雄松」と呼ばれるクロマツですが、「雌松」と呼ばれるアカマツ、形の端正に纏まったゴヨウマツ等があります。新春を寿ぐマツの苔玉や盆栽・盆景には「クロマツ」が使われることが多いようです。
正月はとっくに終わりました。
当の苔玉仕立てのクロマツをそのまま部屋の片隅に放置していませんか。戸外では寒いだろうと室内に置きっ放しにしたために、早々に新芽が動き伸び始め、その雄々しい姿を喜んでいたのも束の間、いつの間にか長く軟らかく徒長したクロマツになってしまい、節間が間延びして、当初の樹形とは似ても似つかぬ哀れな形の崩れた樹形となり、がっかりしていませんか。
本来、マツは寒さに強い植物です。寒風にさらし、剛健かつ凶刃に育てなければなりません。
室内で軟弱な温室育ちにしてしまっては、ダメにしてしまいます。
寒風にさらし強面に育てた上で、たくましい新芽が出る時期4月下旬~5月上旬には、間延びして育った強い枝は切除し、周囲のか弱い枝の方の頂芽を痛めつけて伸ばす「マツの緑摘み」作業を施して、樹形を整えていかなければなりません。
新年、マツの苔玉を寿ぎましたら、苔玉本体の凍結を避けながら、寒風吹きすさぶ戸外に出して頂いて構いません。
かわいい子には厳しい冬を乗り切る力をつけてやってこそ、本来のマツに対する愛情に他なりません。
苔玉部分の乾燥、とりわけ、夏場のマツ全体の根部の乾燥による痛みも心配されます。その場合は、一端苔玉をバラしてしまい、鉢植にする方がベターかもしれません。そして固形油粕等を施肥しておき、立派な新芽の萌芽を促し、次の年末に再度苔玉仕立てにしてお楽しみ頂いてもいいのではないでしょうか。
四季の変化に富む日本列島で、園芸植物を維持管理するに当たっては、寒さ暑さや乾燥・湿度等、上手に乗り切る工夫が必要になり、場所それぞれ人それぞれに、変わっていて当然です。
マツと限らず、古木になるにつれて根部が肥大し、地表面に現れてきます。この姿を「根上がりの松」といって、その古木風情を楽しむといいでしょう。緑の苔の丘に、盛り上がった黒褐色のマツの根部、この風情こそがマツの盆景の魅力にほかなりません。
苔玉仕立てのマツの根元の苔部分が広くて、少々もの寂しいと感じられる方もいらっしゃるでしょう。その場合は、広く感じる緑の苔部分に割箸等で穴をこじ開けて、その穴にラン科植物「トキソウ」の球根等を添えて、楽しまれたらいいと思います。あるいは、上手くいくようでしたら「ツクシンボ」などを植えて、お楽しみになるのも一興です。
今年の冬は寒い! 山々は雪に埋まり、山採りコケの採取は大変です。でも、深く積もった雪の下で緑のコケは元気に春を待っています。
春が楽しみです。
日本農業園芸造園研究所代表。農業・園芸・造園について30年以上の業務・指導に務める。つくば市在住。
つくばの松見公園をはじめ、数々の有名庭園の設計に携わる。現在は全国各地で苔玉教室などを開催し、誰もが楽しく園芸に触れることができる活動を展開している。
コラム「苔玉に寄せて」は毎月第2土曜日に掲載予定です。
もしも Active Note がカフェをオープンしたら…
そんな空想をちょっとだけ形にしてみました。
毎月おすすめの緑と、テーマに合わせたカフェレシピを紹介していきたいと思います。
こんにちは、店員くーこです。
年明けしてから、とても寒い日が続いていますね。
寒いのが大の苦手な私ですが、昔から2月のヴェネツィアで行われるカーニバルには死ぬまでに一度は行ってみたいと思っています。たとえ、日本より寒くても!です。
カーニバルと言えば、ブラジルのリオのカーニバルが有名ですが、ヴェネツィアのカーニバルはエネルギッシュというよりはエレガントなお祭りです。元々はキリスト教の「四旬節」(いわゆる断食)を迎える前のお祭りだったようですが、いつからか仮面とマントを身にまとい、身分関係なく楽しむようになったそうです。
今年は本祭りが2月3日から10日間行われるようですが、その間のヴェネツィアはまるで中世にタイムスリップしたようになります。
レンタルで衣装を借りると、ティーパーティーや仮面舞踏会にも参加できるようなのですが、フルセットだとだいたい10万円以上するそうなので、宝くじでも当たらない限りは無理そうです。それなら、仮面を購入してカンパニーレやドゥカーレ宮殿などを観光し、一番にぎわうあのナポレオンが「世界で一番美しい広場」と絶賛したサンマルコ広場に行き、カフェラテ発祥の地である「カフェ・フローリアン」で18世紀当時の空気を味わってみたいですね。
ロココな内装で、カフェラテと名物のティラミスを嗜みつつ、この店の常連だった稀代の女ったらしで有名な作家カサノヴァが女性を口説いていたところを妄想しても楽しそうです。いつになったら行けるのでしょうか…手始めに、宝くじ買ってきます!
ということで、今回のスイーツは日本人も大好きティラミスです。
私が小学生の頃に、爆発的ブームがきましたが、ブームが去った今日でも根強い人気があります。
作り方は簡単で、好みの味にカスタマイズすることもできるのがティラミスの良いところだと思います。
私のレシピはふわっと軽い食感です。これはメレンゲを入れているからなのですが、もっとコクが欲しいときは、メレンゲを抜いて卵黄を1個足してみてください。
コーヒーを染み込ませたビスキュイではなく、スライスしたフルーツをサンドしてもおいしいですよ。
◇:生クリーム 200㏄
◇:グラニュー糖 20g
□:卵白 1個
□:グラニュー糖 10g
・サヴォイアルディ 12本ぐらい
・濃いコーヒー(冷ましたもので、エスプレッソがベスト) 200㏄
・純ココア 適量
*サヴォイアルディはカルディなどで売っています。
① ボウルに卵黄とグラニュー糖を白っぽくなるまで泡立て、3回に分けてマスカルポーネを入れ、滑らかになるまでよく混ぜる。
② ◇を角が立つまでよく泡立て、①を少しずつ入れてチーズクリームを作る
③ □でしっかりとしたメレンゲを作り、②に入れて泡をつぶさないようにヘラで合わせる
④ 容器に、サヴォイアルディをコーヒーに軽く浸してから並べ、その上に③の半量を重ねる。
⑤ ④をもう1段重ねて、半日冷蔵庫で冷やす。ココアは食べる直前に振ると良い。
育てやすさ: ★★★★
ヴェネツィアでは6月近くになるとジャスミンの花が一斉に開花し、とてもよい香りに包まれるそう。その香りは、夕方から夜にかけて一層強くなるため「夜の女王」とも呼ばれています。現在も香水の香りとして人気ですが、昔は媚薬として使われていたとも言われていました。素敵な香りをまとっていた言われるカサノヴァも愛用していたのかもしれませんね。
花言葉は 愛らしさ・優美・官能的。
つくば市在住。現在子育て真っ最中のフリーライターさん。
学生時代より文芸部の部長を務め、大学では文学部に学び、現在も執筆活動を続けています。
趣味は長年続けているお菓子作り。みんなから頼りにされる緑と料理を愛する主婦です。
コラム「 おうち Moss Café 」は毎月第4土曜日に掲載予定です。