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つくばで食べる・つくる・育てる Vol.19『いまさら茨城観光 その2』

つくばで食べる・つくる・育てる
7月のテーマ「いまさら茨城観光 その2」

 こんにちは、くーこです。

 先月の今頃「梅雨入りしましたね~」と書きましたが、あっという間に梅雨明けからの真夏に突入してしまいましたね。子どもと夏休みのラジオ体操に参加していますが、早朝なのに既に外が暑い!昔は「朝の涼しいうちに勉強しちゃいなさい」と親に言われていましたが、今は「やってくれればいつでもいいよ」となっています。

 さて、今月は先月に引き続きドライブ茨城です。

ドライブ3(アクアワールド大洗~めんたいぱーく大洗)

 2020年の12月にアクアワールド大洗(昔から知っている人は大洗水族館の方がおなじみかも)が大規模リニューアルしたので、数年ぶりに行ってきました。最初に今回の目玉の一つ、クラゲエリアです。暗闇の中にライティングされて浮かぶ様々なクラゲが展示されています。カミクラゲ・シンカイウリクラゲ・タコクラゲ等々。大人な雰囲気で、子どもは微妙そうでしたがデートには良さそうです。足元にも色とりどりのクラゲが浮かび上がる仕様で大変ロマンチックです。プロローグを抜けると関東最大級ミズクラゲ大水槽のお出ましです。「くらげ365」と銘打った巨大水槽には1万匹のミズクラゲが飼育展示され、バックライトとBGMで日中は日本の四季を、夜は幻想的な演出をしているそうです。私は昼間に行ったので四季の水槽を見ましたが、春色の水槽のクラゲは桜の花びらの様でうっとりしてしまいました。

 その先にある80種20,000匹が泳ぐ「出会いの海の大水槽」や私の大好きなマンボウの次は、もう一つの目玉「シャークダディズルーム」です。架空の博士が航海の間にコレクションした標本を展示していたり、VRで飼育困難なホオジロザメなどを詳しく観察できるようになっています。さすが、サメ飼育数日本一です。先日、日本初のシロワニも誕生しましたね。サメ好きのキッズが自由研究するのにぴったりそうです。

 イルカとアシカのショーを見てだいたい2時間半くらいですべて回ったので、フードコートで海鮮かきあげ丼を食べて次の場所へ移動します。ここの海鮮かきあげ丼がさくさくでとてもおいしいので、必ず食べます。

 移動のはずが、目の前の太平洋で遊ばないという選択肢を持っていない息子に阻まれ足止めです。周りを見ると、そんな家族連れが大勢…なので、行くときは必ず着替え一式とタオル、そしてビーチサンダルを持って行くことをお勧めします。目を離した一瞬の間にずぶ濡れになっていますからね。結構いたのですよ、「着替え持ってきてないのに!それで車に乗るの?!」って言っているお母様方。気持ちわかります!!水族館のテラスに足についた砂を洗い流せる場所があるので使わせていただきましたが、本当にありがたいです。

               

 思う存分遊ばせたら、本当に移動します。今回は南下してめんたいぱーく大洗に行ってきました。明太子で有名な「かねふく」のテーマパークです。工場見学やお買い物ができます。パークに足を踏み入れると、スーパーでよく流れている「ピリッとか~ねふくめ~んたいこ~♪」の歌が聞こえてきます。よくよく聴くと氷川きよしさんが歌っていました。そういえば、CMにも出演されていましたね。等身大パネルもあり、ファンには聖地なのではないのでしょうか?

 ここに来たらぜひ買ってもらいたいのが「できたてめんたいこ」です。その日にできた生明太子なのですが、もう全然違います!粒も大きくプチプチしていているのです。付属のタレをからめて数日味の変化を楽しむのもいいですよ。ご飯が進み過ぎるので、要注意!!
先日、近所のスーパーでかねふくのタレ付き明太子を見つけたので購入したのですが、生にはかないませんでした。なんででしょう?冷凍しただけでこんなに変わるのかしら??とにかく、この明太子を買いに行くためだけに大洗に行きたくなるのです。
せっかくなので、今回のレシピは「夏の明太子スパゲッティー」を紹介します。

何が夏かというと、レモンとしそがたっぷり入っているところです。マヨネーズベースのソースがさっぱりとしちゃいます。カロリーは高いままですけどね。スパゲッティー茹でている間にソースが作れちゃうのも手軽です。夏休みのランチにどうぞ。

               

 夏の明太子スパゲッティー

【材料 】(3人分)

・スパゲッティー   300g 
・明太子   120g(1.5腹) 
・バター   10g 
・マヨネーズ   大さじ3 
・しょうゆ   小さじ1 
・レモン汁   1/2個分 
・しそ   10枚 
・塩、こしょう   適量

作り方

① スパゲッティーを表示の時間ゆでる。

② 室温に戻して柔らかくしたバターに皮を取った明太子とレモン汁・しょうゆをいれてよく混ぜる。

③ ②にマヨネーズとこしょうを入れてよく混ぜたら、しそも加えて混ぜておく。味が薄いときには塩で整える。

④ ゆであがったスパゲッティーに③を加えてよくあえたらできあがり。

               

執筆者紹介:  くーこ さん

つくば市在住。現在子育て真っ最中のフリーライターさん。

学生時代より文芸部の部長を務め、大学では文学部に学び、現在も執筆活動を続けています。

趣味は長年続けているお菓子作り。みんなから頼りにされる緑と料理を愛する主婦です。

 コラム「つくばで食べる・つくる・育てる 」は毎月第4土曜日に掲載予定です。

 

つくばで食べる・つくる・育てる Vol.18『いまさら茨城観光 その1』

つくばで食べる・つくる・育てる
6月のテーマ「いまさら茨城観光 その1」

 こんにちは、くーこです。

 例年より遅れて関東も梅雨入りしました。その割には梅雨の晴れ間が多いような?洗濯物を部屋干ししなくて良いし、子どもの送り迎えの手間も省けるのですが、夏に水不足にならないか心配になります。それでも、せっかく良いお天気なので、近場にドライブに出かけてみました。どこもつくばから片道1時間半くらいのところです。子どもが学校に行っている間に往復できる場所なのですが、夫婦ともに40年以上茨城に住んでいるのに行ったところがないところだったり、今の時期にしか見られない行事が行われていて、再発見することが多かったです。ちょっと観光するには良い場所だったので、紹介させていただきますね。

ドライブ1(雨引観音~柿沼製粉)

 我が家で育てている明日葉が食べ頃になったので、天ぷらをすることに。「それなら、ざるそばが食べたいね」ということで、筑波山裏に位置する桜川市の柿沼製粉の直売所で生そばを買いに行きがてら、始まったばかりのあじさい祭りを見に雨引観音にも寄ることにしました。
 雨引観音は安産・子育てにご利益があるで有名で、私も戌の日お参りや七五三でお祓いをしてもらいました。この日は見ませんでしたが、クジャクが放し飼いにされています。

 こちらでは自生している野生品種を含む100種類500株のあじさいが栽培されているそうです。その中には「雨引の聖」という新品種もあります。どれがどの品種までは分かりませんでしたが、色とりどりの手毬模様が新緑に映えてとてもかわいらしかったです。7月1日~11日までお寺の池にあじさいの花を浮かべる「水中華」が行われるので、この期間を狙って訪れるのも良いかもしれませんね。この後、筑波山へ行っても良し、少し足を延ばして笠間や益子で陶芸にふれるのも楽しいと思います。

ドライブ2(鹿島神宮~道の駅いたこ~潮来あやめ園)

 道の駅いたこにある定食屋の「むかしのラーメン」がめちゃくちゃ旨い!と夫が言うので、その前に東国一のパワースポット鹿島神宮へお参りしていくことしました。私は遠足などで何度か来たことがありますが、夫は初めて。いつも思うのが、こちらにお参りに来る方々はとても礼儀正しいのです。鳥居をくぐる前に礼をするということを皆さんやっています。もちろん出た時も。どこで教わってくるのでしょうか?感心しながら大鳥居をくぐり、日本三大楼門のひとつである楼門をまたぐと大きな縄の輪っかが出現します。これは水無月大祓茅の輪くぐりというもので、旧暦6月30日に行われる神事「夏越の祓」の儀式のひとつです。呪文を唱えて「左→右→左」と輪をくぐり、授与所で紙の人形を受け取り署名と身体をなでて納めると、罪とけがれが祓われ幸せな半年を過ごすことができるそうです。もちろん、煩悩でけがれまくっている私たち夫婦もやりました。

 そのすぐ先には本殿があり、鹿島神宮は日本建国・武道の神様である「武甕槌大神」を祭っています。後ろには樹齢1300年と伝えられる杉の御神木を見ることができます。ここでお参りをし、奥参道を散策します。途中に鹿園があり普段はエサをやったりできますが、この日は仔鹿が生まれたばかりということで遠目で愛でました。ちなみに、奈良の鹿はこの鹿島神宮の鹿がルーツとのこと。春日大社を創建する時に鹿島の神様の分霊を鹿に乗せて行ったそうです。こんなときに、古事記とか勉強しておけばよかった!!と後悔します。知っていたらもっと違う目線で見られたかもしれませんね。修繕中の奥宮の先はまっすぐ進むと御手洗池、右に曲がると「要石」があります。この石、千葉の香取神宮とつながっていて、大地震をおこす大鯰の頭としっぽをこの石で今も押さえているそうです。なので、鹿島神宮と香取神宮はセットでお参りすると良いと聞きました。

 鹿島神宮だけでかなり尺を使ってしまったので、ここからは若干巻きで行きます。

 お参りが済んだら道の駅まで戻ります。ここの定食屋「おふくろ亭」は大変に人気があるので11時半までにはたどり着きたい場所です。席が埋まっちゃうからね。お惣菜もおいしいけれど、この日は目的のラーメンとフォー、それにフォー入り春巻きをチョイス。夫婦でシェアします。

 ラーメンは至ってシンプルな醤油ラーメン。確かにおいしい。チャーシューも厚切りだけれど臭みもないし。脂マシマシのラーメンがお腹にくる私たちにはぴったりでした。フォーは潮来のお米を使った生麺で非常においしいです。絶品です。こんなにおいしいフォー食べたことないかも。パクチーは別添えで、お母様たちの心遣いが身に沁みます。全部のっけちゃうけれど。このフォーとスープは隣の直売所で冷凍で売っています。他にもヨーグルトやそこで作っているどらやきなどオススメがたくさんあるので、鹿行地域観光のおみやげはここで買うのがベストです。

 お腹がいっぱいになったので、散歩がてらあやめ祭りがおこなわれているあやめ園へ。この時は7分咲きで、例年より早い開花だったそうです。手こぎ舟は出ていましたが、花嫁入り舟なのどイベントは中止になっていました。それでも、紫・白・黄色と一面に咲き誇る花菖蒲は圧巻の一言でした。

 意外と楽しい茨城観光。他にもオススメスポットがあるので次回に続きます。おつきあい下さい。

               

 

執筆者紹介:  くーこ さん

つくば市在住。現在子育て真っ最中のフリーライターさん。

学生時代より文芸部の部長を務め、大学では文学部に学び、現在も執筆活動を続けています。

趣味は長年続けているお菓子作り。みんなから頼りにされる緑と料理を愛する主婦です。

 コラム「つくばで食べる・つくる・育てる 」は毎月第4土曜日に掲載予定です。

 

つくばで食べる・つくる・育てる Vol.17『フルーツサンド』

つくばで食べる・つくる・育てる
5月のテーマ「フルーツサンド」

 こんにちは、くーこです。

 爽やかな季節になりました…と、言いたいところですが、5月にしては珍しく1日スカッと晴れた日がなかなか無く、気が付いたら異常な速さで東海地方まで梅雨入りしてしまいましたね。この調子だと、このコラムがアップされるころには関東も梅雨入りしていそうです。部屋もなんだかムシムシ。只今の室温26度。湿度63%。こんな時は気分をすっきりさせるのが一番!

 先月のコラムでお話ししたミントが茂ってきたので、葉を摘んでライム果汁と炭酸水でノンアルコールのモヒートを作り、BGMは原田知世さん。原田さんは、20代の時に洋楽のカバーアルバムを聴いて一度はまり、最近ラジオで流れていた「ロマンス」を耳にし、再度ムーブがきています。声もですが容貌もいつまでもかわいらしく、私の中では妖精認定です。

閑話休題、最近夫がフルーツサンドの勉強をしだしたので一緒に食べる機会が増えました。お店で取り扱うかもって言っていましたが、まだ売り出してなかったようです。というのも、ここのところのトレンドなのは皆さんもご存じだと思いますが、流行を作っているのは青果店や農家さんと言われています。消費量が減少傾向にある果物のPR活動から始まったそうです。なので、専門店は青果店が母体のところが多いとか。そういえば、先日activenoteさんのインスタグラムにも載せていた「果じゅる」のフルーツサンド屋さんも地元土浦老舗の八百屋さんでした。

 

             

 

 そんな中、つくばで大人気のパティスリー「コートダジュール」でフルーツサンドを予約販売し始めたとお知らせが来たので買ってみました。お値段1個税込630円。なかなかの価格設定です。大きさも厚さも食べごたえありそうです。一人1個ずつ買ったのを間違えたかもしれないと、この時思いました。種類は1種類で、季節によって変わるらしく、この日は契約農家直送のいちごがサンドされていました。いざ実食です。

まず食パンがすごい!!このサンドに使われている食パンもお店が1年かけてフルーツサンド用に開発したもので、若干塩味が強く感じられたものの、フルーツとクリームから出る水分や甘味をがっちり受け止めて最後までペロリと食べられる工夫が随所に見られました。食パンの耳がついていたのですが、これまたおいしくて形も崩れないから良いな!と思いましたよ。
生クリームもフルーツサンドでは良く使われている植物性ではなく、動物性を使用しているとのこと。これはポイント高いです。植物性を使う理由はさっぱりとしたクリームで最後まで飽きさせないため…と言われていますが、脂肪分を調整すれば動物性でもさっぱりにすることはできますし、後味は純生クリームのほうがむしろべたつかないと思っているので。フルーツとクリームの扱いはさすがとしか言いようがありません。

10分しないうちに、家族全員完食です。大満足!!誰だ、さっき全部食べられないかもと言ったのは。最近食べたフルーツサンドでいちばん好きです。ただね、頻繁に食べられるものではないですね。お値段的に。

なので、普段は家で作ります。パンは家で作ることもあれば、スーパーで買うことも。オススメはパスコの超熟8枚切り。生クリームはデザートホイップ。さっきあんなに生クリームについて熱弁してたのに手抜きか!とつっこまれそうですが、それはそれです。家ではデザートホイップで十分なんです。あくまで気軽に作る物なので。フルーツはイチゴやバナナなど水分が少ないのが良いですね。先日、餡食パンを焼いたので、イチゴとクリームを挟んでみました。もうあんみつ!「あんみつサンド」の爆誕です。「危険なものを作ってしまった…」とつぶやいたら、「うん、甘いものダブルだもんね」と夫がアルカイックスマイルでこちらを見ていましたよ。普通の食パンでも片面にこしあん、もう片面にクリームを塗ればできるので、ぜひ試して頂きたい!

 


そして今回紹介するのは、「バノフィーサンド」です。イギリスのお菓子バノフィーパイからヒントをもらいました。バナナと、缶入りコンデンスミルクを3時間茹でて作るトフィーで作るのですが、簡単に森永のキャラメルで作っちゃいます。このキャラメルクリーム、ふわふわのパンケーキにかけてもおいしいのです。バニラアイスにかければキャラメルリボン風に。こってり甘いので、生クリームは砂糖を控えめにあっさりと仕上げます。

まだまだ外出制限は続きそうですが、おうちで楽しくおいしくお過ごしくださいね。

 

             

 

 バノフィーサンド
【材料 】(4切れ分)

・食パン(8枚切り) 4枚 
・バナナ 3本 
・純生クリーム 200ml 
・有塩バター 5g 
・キャラメル 12粒 
・グラニュー糖 10g

作り方

① 耐熱容器にキャラメルと生クリーム20mlを入れて軽くラップをし、600wのレンジで30秒加熱する

② ゴムベラ混ぜて、また30秒加熱し、溶けたらバターを入れてよく混ぜてキャラメルクリームを作る

③ 残りの生クリーム180mlにグラニュー糖を入れ、氷水で冷やしながら固く泡立てる

④ 食パンにキャラメルクリーム→バナナ→生クリームの順にのせてサンドする

⑤ ラップにくるんで、1時間程冷やしてできあがり

 

             

 

執筆者紹介:  くーこ さん

つくば市在住。現在子育て真っ最中のフリーライターさん。

学生時代より文芸部の部長を務め、大学では文学部に学び、現在も執筆活動を続けています。

趣味は長年続けているお菓子作り。みんなから頼りにされる緑と料理を愛する主婦です。

 コラム「つくばで食べる・つくる・育てる 」は毎月第4土曜日に掲載予定です。

 

つくばで食べる・つくる・育てる Vol.16『庭仕事』

つくばで食べる・つくる・育てる
4月のテーマ「庭仕事」

 こんにちは、くーこです。

 4月に入り、新生活が始まった方も多いと思いますが、お元気でしょうか?日中の寒暖差も激しいので、体調を崩さぬようご自愛くださいませ。

 スギ花粉もようやく飛びきったようなので、庭仕事を最近し始めました。まずは草取り。今年は雑草の出現が早く、例年だと4月の頭くらいにカラスノエンドウが芽を出すのですが、既に3月の時点で結構な大きさに!どくだみも生えてきてる!!カタバミの種は飛ぶし、当たると痛い!!!うちのご近所さんからは「毎朝5分草取りをすると、後が楽だよ」と教えてもらいましたが、ムリそうです…

雑草を抜いていると、その年々で勢いのある種類があると気が付きました。今年はドクダミが少ないな、とか。去年はホトケノザがすごかったけれど、今年はあまり見かけないな、とか。今年はカラスノエンドウ天国です。ひざ下くらいまで育ってしまいました。子供の頃はこのカラスノエンドウを見る度に、絶対に食糧になると思っていました。実際、さやは加熱すれば食べられるようですが、若いさやではないとめちゃくちゃ固く筋張っているそうなので、取る気になれず。穂先や花も食べられるみたいで、豆苗に似た味わいだそうですよ。マメ科の新芽なんだから当たり前って気もしなくもないですが、タダで収穫できるならやってみても良いかなと思っています。でも、アブラムシがついているからな~。

             

  さて、今年の家庭菜園ですが、例年夏野菜を植えてきたのをやめました。去年は長雨と虫でほぼ全滅だったのと、息子が大きくなり収穫に興味を示さなくなったのが理由です。収穫できないと地味に落ち込みます。なので、家庭菜園改め、家庭ハーブ園を作りました。ミントを2種類、パセリ、クレソン、ローズマリーと、変わり種でスイスチャードと明日葉を植えました。スイスチャードは海外の料理番組で良く使われていて、ホウレンソウっぽく使えるそうです。明日葉は子どもの頃に伊豆大島でうどんに練り込まれていて、とてもおいしかったのを思い出し、作ってみようと思い立ちました。ローズマリーはスワッグやリースに仕立てたいな。前回は水やり過ぎでダメにしてしまったので、鉢植えにして管理することにしました。

ミントも増殖を防ぐためにプランターに植えました。それじゃないと庭がミントテロで大変なことになってしまうからです。これで一安心☆と思っていたら、通っている整骨院の患者さんで農林研にお勤めの方が、「繁殖力半端ないから、プランターを庭に直置きしちゃうと底から根が出て広がっちゃうよ」と教えてくださいました。なんと!!ミントなめていました。あわててデッキにあげることに。

ミントは種類も多く、一般的なスペアミントやペパーミント、マスターキートンファンならサマープディングに使われていたペニーロイヤルミントもご存知かもしれません。我が家はミントティー用にモロッコミントを、ソーダ割り用にキューバミントをチョイスしました。同じミントでも葉の大きさや柔らかさ、香りも全く違います。モロッコミントは香りが強く、キューバミントは穏やかです。うまくできれば、この夏は爽やかドリンクが楽しめるでしょう。

最後は、息子が本で読んで食べてみたくなったというラズベリー。果実系は成功したことがないので、一番安い苗を購入して、行燈仕立てにしてみました。買ったばかりの時はただの枝だったのが、3週間ほどで葉が茂り、もうすぐ花も咲きそうです。人工授粉はしないとダメそうですが、隣に毎年復活するイチゴがひとりでに実をつけているので、やらなくても大丈夫な気もします。ミツバチの姿はときどき見かけるのです。

 初夏になれば、おそらくどの植えたものも食べられるはずなので、それを楽しみに日々水やりと観察をがんばります。

 

             

 

執筆者紹介:  くーこ さん

つくば市在住。現在子育て真っ最中のフリーライターさん。

学生時代より文芸部の部長を務め、大学では文学部に学び、現在も執筆活動を続けています。

趣味は長年続けているお菓子作り。みんなから頼りにされる緑と料理を愛する主婦です。

 コラム「つくばで食べる・つくる・育てる 」は毎月第4土曜日に掲載予定です。

 

つくばで食べる・つくる・育てる Vol.15『パンを焼く』

つくばで食べる・つくる・育てる
3月のテーマ「パンを焼く」

 こんにちは、くーこです。

 こちらでは桜が咲き始め、おそらくこのコラムがサイトに載る頃には満開を迎えそうです。今年もお花見は自粛しなくてはならなさそうですが、それでも通りすがりに見かけるとふわふわした気持ちになりますね。淡いピンク色がそうさせるのでしょうか。

 さて、新型コロナの自粛が始まって、早一年。調理家電の売れ行きが好調だったそうです。
コロナの感染予防のために外食を控え自宅で食事を楽しむためだったり、在宅勤務中の調理の手間を少しでも減らすためだったりと様々な理由があるようですね。

 その売れ行き好調の家電の中に「ホームベーカリー」の名前も挙がっています。焼き立てのパンを気軽に作れるのが理由なのだとか。我が家にも10年以上も前に購入した今はなきナショナル製のホームベーカリーが現役で活躍しています。パンだけではなく、うどんやパスタをこねたり、餅をついたりと、機能以上のことをやってもらっていて、間違いなく我が家で買って良かった家電ベスト5のひとつです!

             

 コロナ前までは材料入れてスイッチポンでしかパンは焼いたことがなかったのですが、子どもが休校で時間を持て余してしまい、パンを作ってみたいと言いだしました。これはパン職人の夫の出番でしょ!とお願いしたら、材料の分量と「これあれば作れるよね?」のセリフのみ。はい、バイトで作っていましたからね。やれないことはない。たぶん。

といっても、一番大変な生地の練り捏ねはホームベーカリーにお任せだし。気を付けないといけないのは、分割と成型のみ。生地を分ける分割は少ない回数で目標の重さにしていきます。生地を切り刻んじゃうとグルテンがいろんな方向を向いてしまって、膨らみが変わってしまうのです。夫「分割は何回まで?」私「2回までです!!」軍曹が隣で見張っているので、やりにくいことこの上なしです。

成型はパン屋さんがやっているような掌でクルクルする丸め方をしないで、ベタベタした面を内側に内側に数回織り込んで、止め終わりをきちんととじてあげるだけ(「肉まんのてっぺんみたいな感じ」で伝わるでしょうか?)でOK。表面がきれいに膜が張っていればそれで十分で、必要以上に触ると固いパンになっちゃうんです。なので、ここは息子と一緒にやりました。意外と子どもの方が上手にできるんですよね。あとは発酵させて焼くだけ。簡単にふわふわのパンが作れました。良く作ったのはミルクパン。ミルクパンの生地だといろいろ応用が利くので、クルミパンやシナモンブレッドなんかもできちゃいます。基本の生地のレシピを載せておくので、興味がある方は作ってみてくださいね。

    ここ1ヶ月は1斤の食パン型を手に入れたので、生食パンを研究しています。なかなか上手くいかないのですが…しばらくパン焼き生活が続きそうです。

 

             

 基本のミルクパン
材料 】(80g×6個分)

・強力粉250g 
・砂糖20g  
・塩3g 
・無塩バター20g 
・ドライイースト3g
・スキムミルク10g 
・牛乳180g 

作り方

① ホームベーカリーを生地モードにして、打ち粉以外を入れて生地を作る

② できた生地を6等分にして、角を折り込むようにして丸め、固く絞った濡れ布巾をかけて15分休ませる(ベンチタイム)

③ ②の生地のとじ目をしっかりとじ直したら、鉄板に並べ、あたたかいところに40分くらい、1回り大きくなるまで置く(2次発酵)

④ 2次発酵が終わったら、③に分量外の強力粉を茶こしでふりかけて、中央に切り込みを浅く入れる

⑤ 190℃に予熱したオーブンで15分前後焼いて完成

*ホームベーカリーの全自動モードで焼くと牛乳食パンになります。

             

執筆者紹介:  くーこ さん

つくば市在住。現在子育て真っ最中のフリーライターさん。

学生時代より文芸部の部長を務め、大学では文学部に学び、現在も執筆活動を続けています。

趣味は長年続けているお菓子作り。みんなから頼りにされる緑と料理を愛する主婦です。

 コラム「つくばで食べる・つくる・育てる 」は毎月第4土曜日に掲載予定です。