こんにちは、くーこです。
爽やかな季節になりました…と、言いたいところですが、5月にしては珍しく1日スカッと晴れた日がなかなか無く、気が付いたら異常な速さで東海地方まで梅雨入りしてしまいましたね。この調子だと、このコラムがアップされるころには関東も梅雨入りしていそうです。部屋もなんだかムシムシ。只今の室温26度。湿度63%。こんな時は気分をすっきりさせるのが一番!
先月のコラムでお話ししたミントが茂ってきたので、葉を摘んでライム果汁と炭酸水でノンアルコールのモヒートを作り、BGMは原田知世さん。原田さんは、20代の時に洋楽のカバーアルバムを聴いて一度はまり、最近ラジオで流れていた「ロマンス」を耳にし、再度ムーブがきています。声もですが容貌もいつまでもかわいらしく、私の中では妖精認定です。
閑話休題、最近夫がフルーツサンドの勉強をしだしたので一緒に食べる機会が増えました。お店で取り扱うかもって言っていましたが、まだ売り出してなかったようです。というのも、ここのところのトレンドなのは皆さんもご存じだと思いますが、流行を作っているのは青果店や農家さんと言われています。消費量が減少傾向にある果物のPR活動から始まったそうです。なので、専門店は青果店が母体のところが多いとか。そういえば、先日activenoteさんのインスタグラムにも載せていた「果じゅる」のフルーツサンド屋さんも地元土浦老舗の八百屋さんでした。
そんな中、つくばで大人気のパティスリー「コートダジュール」でフルーツサンドを予約販売し始めたとお知らせが来たので買ってみました。お値段1個税込630円。なかなかの価格設定です。大きさも厚さも食べごたえありそうです。一人1個ずつ買ったのを間違えたかもしれないと、この時思いました。種類は1種類で、季節によって変わるらしく、この日は契約農家直送のいちごがサンドされていました。いざ実食です。
まず食パンがすごい!!このサンドに使われている食パンもお店が1年かけてフルーツサンド用に開発したもので、若干塩味が強く感じられたものの、フルーツとクリームから出る水分や甘味をがっちり受け止めて最後までペロリと食べられる工夫が随所に見られました。食パンの耳がついていたのですが、これまたおいしくて形も崩れないから良いな!と思いましたよ。
生クリームもフルーツサンドでは良く使われている植物性ではなく、動物性を使用しているとのこと。これはポイント高いです。植物性を使う理由はさっぱりとしたクリームで最後まで飽きさせないため…と言われていますが、脂肪分を調整すれば動物性でもさっぱりにすることはできますし、後味は純生クリームのほうがむしろべたつかないと思っているので。フルーツとクリームの扱いはさすがとしか言いようがありません。
10分しないうちに、家族全員完食です。大満足!!誰だ、さっき全部食べられないかもと言ったのは。最近食べたフルーツサンドでいちばん好きです。ただね、頻繁に食べられるものではないですね。お値段的に。
なので、普段は家で作ります。パンは家で作ることもあれば、スーパーで買うことも。オススメはパスコの超熟8枚切り。生クリームはデザートホイップ。さっきあんなに生クリームについて熱弁してたのに手抜きか!とつっこまれそうですが、それはそれです。家ではデザートホイップで十分なんです。あくまで気軽に作る物なので。フルーツはイチゴやバナナなど水分が少ないのが良いですね。先日、餡食パンを焼いたので、イチゴとクリームを挟んでみました。もうあんみつ!「あんみつサンド」の爆誕です。「危険なものを作ってしまった…」とつぶやいたら、「うん、甘いものダブルだもんね」と夫がアルカイックスマイルでこちらを見ていましたよ。普通の食パンでも片面にこしあん、もう片面にクリームを塗ればできるので、ぜひ試して頂きたい!
そして今回紹介するのは、「バノフィーサンド」です。イギリスのお菓子バノフィーパイからヒントをもらいました。バナナと、缶入りコンデンスミルクを3時間茹でて作るトフィーで作るのですが、簡単に森永のキャラメルで作っちゃいます。このキャラメルクリーム、ふわふわのパンケーキにかけてもおいしいのです。バニラアイスにかければキャラメルリボン風に。こってり甘いので、生クリームは砂糖を控えめにあっさりと仕上げます。
まだまだ外出制限は続きそうですが、おうちで楽しくおいしくお過ごしくださいね。
・食パン(8枚切り) 4枚
・バナナ 3本
・純生クリーム 200ml
・有塩バター 5g
・キャラメル 12粒
・グラニュー糖 10g
① 耐熱容器にキャラメルと生クリーム20mlを入れて軽くラップをし、600wのレンジで30秒加熱する
② ゴムベラ混ぜて、また30秒加熱し、溶けたらバターを入れてよく混ぜてキャラメルクリームを作る
③ 残りの生クリーム180mlにグラニュー糖を入れ、氷水で冷やしながら固く泡立てる
④ 食パンにキャラメルクリーム→バナナ→生クリームの順にのせてサンドする
⑤ ラップにくるんで、1時間程冷やしてできあがり
つくば市在住。現在子育て真っ最中のフリーライターさん。
学生時代より文芸部の部長を務め、大学では文学部に学び、現在も執筆活動を続けています。
趣味は長年続けているお菓子作り。みんなから頼りにされる緑と料理を愛する主婦です。
コラム「つくばで食べる・つくる・育てる 」は毎月第4土曜日に掲載予定です。
こんにちは、くーこです。
4月に入り、新生活が始まった方も多いと思いますが、お元気でしょうか?日中の寒暖差も激しいので、体調を崩さぬようご自愛くださいませ。
スギ花粉もようやく飛びきったようなので、庭仕事を最近し始めました。まずは草取り。今年は雑草の出現が早く、例年だと4月の頭くらいにカラスノエンドウが芽を出すのですが、既に3月の時点で結構な大きさに!どくだみも生えてきてる!!カタバミの種は飛ぶし、当たると痛い!!!うちのご近所さんからは「毎朝5分草取りをすると、後が楽だよ」と教えてもらいましたが、ムリそうです…
雑草を抜いていると、その年々で勢いのある種類があると気が付きました。今年はドクダミが少ないな、とか。去年はホトケノザがすごかったけれど、今年はあまり見かけないな、とか。今年はカラスノエンドウ天国です。ひざ下くらいまで育ってしまいました。子供の頃はこのカラスノエンドウを見る度に、絶対に食糧になると思っていました。実際、さやは加熱すれば食べられるようですが、若いさやではないとめちゃくちゃ固く筋張っているそうなので、取る気になれず。穂先や花も食べられるみたいで、豆苗に似た味わいだそうですよ。マメ科の新芽なんだから当たり前って気もしなくもないですが、タダで収穫できるならやってみても良いかなと思っています。でも、アブラムシがついているからな~。
さて、今年の家庭菜園ですが、例年夏野菜を植えてきたのをやめました。去年は長雨と虫でほぼ全滅だったのと、息子が大きくなり収穫に興味を示さなくなったのが理由です。収穫できないと地味に落ち込みます。なので、家庭菜園改め、家庭ハーブ園を作りました。ミントを2種類、パセリ、クレソン、ローズマリーと、変わり種でスイスチャードと明日葉を植えました。スイスチャードは海外の料理番組で良く使われていて、ホウレンソウっぽく使えるそうです。明日葉は子どもの頃に伊豆大島でうどんに練り込まれていて、とてもおいしかったのを思い出し、作ってみようと思い立ちました。ローズマリーはスワッグやリースに仕立てたいな。前回は水やり過ぎでダメにしてしまったので、鉢植えにして管理することにしました。
ミントも増殖を防ぐためにプランターに植えました。それじゃないと庭がミントテロで大変なことになってしまうからです。これで一安心☆と思っていたら、通っている整骨院の患者さんで農林研にお勤めの方が、「繁殖力半端ないから、プランターを庭に直置きしちゃうと底から根が出て広がっちゃうよ」と教えてくださいました。なんと!!ミントなめていました。あわててデッキにあげることに。
ミントは種類も多く、一般的なスペアミントやペパーミント、マスターキートンファンならサマープディングに使われていたペニーロイヤルミントもご存知かもしれません。我が家はミントティー用にモロッコミントを、ソーダ割り用にキューバミントをチョイスしました。同じミントでも葉の大きさや柔らかさ、香りも全く違います。モロッコミントは香りが強く、キューバミントは穏やかです。うまくできれば、この夏は爽やかドリンクが楽しめるでしょう。
最後は、息子が本で読んで食べてみたくなったというラズベリー。果実系は成功したことがないので、一番安い苗を購入して、行燈仕立てにしてみました。買ったばかりの時はただの枝だったのが、3週間ほどで葉が茂り、もうすぐ花も咲きそうです。人工授粉はしないとダメそうですが、隣に毎年復活するイチゴがひとりでに実をつけているので、やらなくても大丈夫な気もします。ミツバチの姿はときどき見かけるのです。
初夏になれば、おそらくどの植えたものも食べられるはずなので、それを楽しみに日々水やりと観察をがんばります。
つくば市在住。現在子育て真っ最中のフリーライターさん。
学生時代より文芸部の部長を務め、大学では文学部に学び、現在も執筆活動を続けています。
趣味は長年続けているお菓子作り。みんなから頼りにされる緑と料理を愛する主婦です。
コラム「つくばで食べる・つくる・育てる 」は毎月第4土曜日に掲載予定です。
こんにちは、くーこです。
こちらでは桜が咲き始め、おそらくこのコラムがサイトに載る頃には満開を迎えそうです。今年もお花見は自粛しなくてはならなさそうですが、それでも通りすがりに見かけるとふわふわした気持ちになりますね。淡いピンク色がそうさせるのでしょうか。
さて、新型コロナの自粛が始まって、早一年。調理家電の売れ行きが好調だったそうです。
コロナの感染予防のために外食を控え自宅で食事を楽しむためだったり、在宅勤務中の調理の手間を少しでも減らすためだったりと様々な理由があるようですね。
その売れ行き好調の家電の中に「ホームベーカリー」の名前も挙がっています。焼き立てのパンを気軽に作れるのが理由なのだとか。我が家にも10年以上も前に購入した今はなきナショナル製のホームベーカリーが現役で活躍しています。パンだけではなく、うどんやパスタをこねたり、餅をついたりと、機能以上のことをやってもらっていて、間違いなく我が家で買って良かった家電ベスト5のひとつです!
コロナ前までは材料入れてスイッチポンでしかパンは焼いたことがなかったのですが、子どもが休校で時間を持て余してしまい、パンを作ってみたいと言いだしました。これはパン職人の夫の出番でしょ!とお願いしたら、材料の分量と「これあれば作れるよね?」のセリフのみ。はい、バイトで作っていましたからね。やれないことはない。たぶん。
といっても、一番大変な生地の練り捏ねはホームベーカリーにお任せだし。気を付けないといけないのは、分割と成型のみ。生地を分ける分割は少ない回数で目標の重さにしていきます。生地を切り刻んじゃうとグルテンがいろんな方向を向いてしまって、膨らみが変わってしまうのです。夫「分割は何回まで?」私「2回までです!!」軍曹が隣で見張っているので、やりにくいことこの上なしです。
成型はパン屋さんがやっているような掌でクルクルする丸め方をしないで、ベタベタした面を内側に内側に数回織り込んで、止め終わりをきちんととじてあげるだけ(「肉まんのてっぺんみたいな感じ」で伝わるでしょうか?)でOK。表面がきれいに膜が張っていればそれで十分で、必要以上に触ると固いパンになっちゃうんです。なので、ここは息子と一緒にやりました。意外と子どもの方が上手にできるんですよね。あとは発酵させて焼くだけ。簡単にふわふわのパンが作れました。良く作ったのはミルクパン。ミルクパンの生地だといろいろ応用が利くので、クルミパンやシナモンブレッドなんかもできちゃいます。基本の生地のレシピを載せておくので、興味がある方は作ってみてくださいね。
ここ1ヶ月は1斤の食パン型を手に入れたので、生食パンを研究しています。なかなか上手くいかないのですが…しばらくパン焼き生活が続きそうです。
・強力粉250g
・砂糖20g
・塩3g
・無塩バター20g
・ドライイースト3g
・スキムミルク10g
・牛乳180g
① ホームベーカリーを生地モードにして、打ち粉以外を入れて生地を作る
② できた生地を6等分にして、角を折り込むようにして丸め、固く絞った濡れ布巾をかけて15分休ませる(ベンチタイム)
③ ②の生地のとじ目をしっかりとじ直したら、鉄板に並べ、あたたかいところに40分くらい、1回り大きくなるまで置く(2次発酵)
④ 2次発酵が終わったら、③に分量外の強力粉を茶こしでふりかけて、中央に切り込みを浅く入れる
⑤ 190℃に予熱したオーブンで15分前後焼いて完成
*ホームベーカリーの全自動モードで焼くと牛乳食パンになります。
つくば市在住。現在子育て真っ最中のフリーライターさん。
学生時代より文芸部の部長を務め、大学では文学部に学び、現在も執筆活動を続けています。
趣味は長年続けているお菓子作り。みんなから頼りにされる緑と料理を愛する主婦です。
コラム「つくばで食べる・つくる・育てる 」は毎月第4土曜日に掲載予定です。
こんにちは、くーこです。
2月に入り、急に春めいてきましたね。今朝も外に出るとどこからか沈丁花の香りがしていたので、きょろきょろ見回すと、ピンク色のつぼみがたくさんついている木を見つけました。つぼみの段階で、既に香りがするようです。梅の花もあちこちで咲き始めました。
今、我が家に大量のりんごが冷蔵庫に眠っています。前にブラムリーアップルの回で紹介した「小布施屋」さんで、立て続けにお菓子を作るのに適している「ピンクレディー」と「春紅玉」が数量限定で発売されたからなのです。どちらも新しい品種で、国内生産が限られた貴重なりんごなんだそうです。そう言われたら、ついついポチッと購入ボタンを押してしまいますよね?
比較してみると、ピンクレディーは小ぶりで子どもの片手にすっぽりと収まるサイズです。パリッとした食感で、酸味と甘みも良いバランスです。息子にはちょっと酸っぱかったようですが、私の両親は「最近のただ甘い果物より、ずっとおいしい」と言っていました。小布施屋さんでは調理用アップル枠で売られていますが、そのままデザートアップルとして食べてもとてもおいしかったです。
「春紅玉」は普通の紅玉に比べて、扁平な形をしています。紅玉は日持ちしないのですが、こちらは冷蔵保存すると1ヶ月は持つとのことでした。味は、生より加熱した方が酸味と甘みが引き出された気がします。
こちらの2種類をアップルパイにしたところ、結構好みが分かれました。味がはっきりとした方が良い人は春紅玉。シャキシャキ感を感じたい人はピンクレディーが好み。「りんごの品種が違うと、同じ作り方でもこんなに味に差が出るんだね」と皆口にしていました。
今は直接生産者さんとやりとりができるので、スーパーで購入できないものも手に入ることができ、良い世の中になったとしみじみ感じながらパイをかみしめました。
これだけりんごがあると、アップルパイだけではなく、他のお菓子も作ってみたくなり、大き目の春紅玉を2kg使ってタルトタタンを。食感と小さめの形をいかして、少し前に流行ったガトーインビジブルを作ってみました。今回はガトーインビジブルのレシピを紹介したいと思います。タルトタタンは、いずれまた。
ガトーインビジブルとは、今から5年くらい前にフランスで流行したお菓子で、カスタード風味の生地に薄く切った果物を生地にくぐらせ重ねて焼いたものです。切ると断面からあまり生地が見えなくて、フルーツの層だけに見えるところからその名がついたようです。生地も10分あればできてしまい、気軽に作れるのも魅力。コツは果物を欲張って入れないことと、生地と果物を良くからめることだけ。バターもお砂糖も普通のケーキより使われていないので、ヘルシーな気がします。あくまで気がするだけですが。簡単なのでホワイトデーにパートナーに作って差し上げるのも良いかと思います。
・りんご(皮と芯を取った量)410~440g
・卵 2個
・グラニュー糖 50g
・無塩バター 40g
・牛乳 80g
・小麦粉 70g
・シナモン、バニラエッセンス 少々
・型にオーブンペーパーを敷いておきます。
・バターはレンジで溶かしておきます。
・オーブンを170℃に予熱しておきます。
① ボウルに卵とグラニュー糖を入れて、よくまぜる
② ①に溶かしバターを入れ、よくまぜる
③ ②に牛乳とシナモン、バニラエッセンスを入れてよく混ぜる
④ ③に小麦粉を入れたら、ダマがなくなるまでよく混ぜる
⑤ りんごを1~2mmくらいの薄切りにして、④に入れて、よくからめる
⑥ 型に⑤を層になるように入れていき、残った生地も上からかける
⑦ 170℃のオーブンで45分から50分焼いて、冷蔵庫で冷やして食べましょう
つくば市在住。現在子育て真っ最中のフリーライターさん。
学生時代より文芸部の部長を務め、大学では文学部に学び、現在も執筆活動を続けています。
趣味は長年続けているお菓子作り。みんなから頼りにされる緑と料理を愛する主婦です。
コラム「つくばで食べる・つくる・育てる 」は毎月第4土曜日に掲載予定です。
あけましておめでとうございます。くーこです。
年末に自家製の醤油を仕込みました。
事の始まりは、4年生の息子が「醤油って自分で作れるの?」と聞いてきたからです。
味噌は地区の婦人会で毎年参加者を募って作っているみたいだし、塩と砂糖は海水や植物のエキスを煮詰めて結晶化させるというのは知っています。が、醤油は大豆を使うってことぐらいしか分からず、とりあえずネットで調べることに。
水で戻した大豆と炒った小麦に種麹をまぶしつけ、3日ほど30℃前後で繁殖させて麹を作り、そこに水と塩を入れて1年位寝かせれば出来上がるというのが分かりました。私の中ではここで調べ学習終了だったのですが、息子は「醤油作ってみたい!大豆から作ってみようよ!!」と、とんでもないことを言い出しました。出た!何でも作ってみたい病!!おととし、簡単だと言われて栽培した4株の枝豆。採れたのはわずか数粒…そのことを忘れたのかい?なので、その案は却下。小麦は小麦粉を炒って代用することも可能の様ですが、麹菌を3日も30℃前後で見守り続ける方法が思いつきません。
それでも、作ってみたい様子だったので、さらに調べていくと麹を売っているお店を発見。これなら塩と水を混ぜるだけでできそうです。いくつか購入できるところを見つけ、その中でも全て国産でお値段もリーズナブルな大徳醤油さんにお願いしました。こちらは手作りキットも売っていますが、今回は麹のみの購入です。
せっかくなので、水と塩にもこだわろうと、近所のスーパーで南アルプス天然水と長崎県の海水で作った塩を買ってきました。ずいぶん手軽なこだわりな感じもしますが、良いのです。麹は生きものなので、届いたらすぐに作れるように道具もあらかじめ準備します。と言っても、ビンだけなんですが。ビンは金属の蓋だと錆びてしまうらしいので、プラスチック製が良さそうです。家にあった、梅ジュース用のを使うことにして、消毒作業をします。キッチン用のアルコールで除菌しようとしたら、1か月抗菌するものだったので使わずに、熱湯消毒しました。抗菌持続のものだと菌が育たずに死んでしまうそうです。ここまでが私がやり、この後は息子が全て作業と管理をしていきます。
大みそかに届いた麹は緑色をしていました。開けると菌がもはぁと立ち上ります。あとは指定の分量で作った塩水と麹を良く混ぜ合わせてその日の作業は終了です。ここから1週間は毎日かき回して、現在は数日ごとに混ぜて育てています。最初は泥水みたいな色とカビの臭いでしたが
、最近はなんとなく醤油な雰囲気が出てきました。味はまだまだ塩水ですが。順調に熟成させて、絞りまでいけたらこちらで報告しようと思ってます。
どうか上手くいきますように…
つくば市在住。現在子育て真っ最中のフリーライターさん。
学生時代より文芸部の部長を務め、大学では文学部に学び、現在も執筆活動を続けています。
趣味は長年続けているお菓子作り。みんなから頼りにされる緑と料理を愛する主婦です。
コラム「つくばで食べる・つくる・育てる 」は毎月第4土曜日に掲載予定です。