こんにちは、くーこです。
新型コロナウイルスの緊急事態宣言もあり、親子で家に閉じこもりが2か月目に突入しました。気分もうつうつしがちなので、せめて庭仕事をして気分転換をしようと、家族で荒れていた畑と鉢を耕して苗を植えました。この夏は、キュウリとミニトマトにだけにして、大量収穫を狙います。昨年は苗を植えすぎて密集してしまい、結果あまり良くなかったんですよね。そして、冬に植えたイチゴがついに実を付けました!こんな時だからこそ、小さな変化が嬉しかったりします。
そんな中、アクティブノートの Rico さんから初物のタケノコを頂きました。もうテンションMAXで下処理します。タケノコは掘ったその瞬間からアクが発生するので、一刻も早くあく抜きします。今年は友達から伝授された方法の合わせ技でやってみました。みな地元民で、竹林持ちやこの時期タケノコなんて買ったことがない人ばかりです。タケノコのあく抜きは嗜みの一つと言っても過言ではありません。
① 皮はほぼ剥く ②半分とか鍋に入る大きさに縦割り ③米のとぎ汁だと楽
これで20分煮て、1日放置して翌日へ。おお!!煮る時間も短縮だし、皮がほぼなくても風味良し!大きな鍋を出す必要もなし。「みんなありがとう!」と心の中で感謝です。さっそくタケノコご飯・タケノコの天ぷら・姫皮の梅肉和えを作りました。春の味を満喫しましたよ。
それから数日後、実家から大量のタケノコを渡されることに…ここから毎年恒例の我が家のタケノコ沼が始まります。父の職場に竹林があるからなんですけどね。取らないと大変なことになるので、必死に食べます。アク抜きされているのがせめてもの救いです。メニューも大量に使えるものにします。我が家で特に人気なのは「春巻き」。揚げたてが食べられるのはおうちならでは。それでも食べきれない時は、醤油と砂糖で薄く味付けした煮汁で軽く煮て、ジップロックに入れて冷凍庫へ。どの料理にも使えるので、重宝します。よくよく考えると、とても贅沢なんですよね。スーパーで国産のタケノコはとても高いですし。今日も「感謝、感謝」とタケノコを煮ています。
・春巻きの皮 15枚
・薄切り豚もも肉 200g
・玉ねぎ 1個
・タケノコ 400g
・もやし 1袋
・干し椎茸 3枚
・緑豆春雨 30g
・しょうが ひとかけ
◇醤油・酒 各小さじ1
☆干し椎茸の戻し汁 100ml
☆醤油・オイスターソース・酒 各大さじ2
☆テーブルこしょう 適量(多めがオススメ)
△小麦粉+水 適量
・水溶き片栗粉(水+片栗粉各大さじ1)
・ごま油 適当
① 春雨は2分茹でて3cm幅にカット、玉ねぎ・生姜・戻した干し椎茸・タケノコは千切り、豚肉は細切りにして◇をもみ込んでおく
② フライパンにごま油を入れ、しょうがを炒め、香りがたってきたら豚肉を炒める
③ 豚肉の色が変わったら、野菜と春雨を入れて炒め、☆を入れる
④ 水分がなくなってきたら、水溶き片栗粉を入れてとろみをつけ、冷ます
(水分が多いと、破裂することがあるので、できるだけ水分は少なめに)
⑤ 春巻きの皮に④をのせて、巻き終わりに△をぬってとめる
⑥ 170℃に熱した油できつね色になるまで揚げて、できあがり
意外にもイネ科の植物。竹は約70種類あっても、食用は数種類しかない。この時期に出回るのは孟宗竹のタケノコ。えぐみの成分は、ホウレンソウと同じシュウ酸。食物繊維もカリウムも豊富な、ダイエットにぴったり食材。
つくば市在住。現在子育て真っ最中のフリーライターさん。
学生時代より文芸部の部長を務め、大学では文学部に学び、現在も執筆活動を続けています。
趣味は長年続けているお菓子作り。みんなから頼りにされる緑と料理を愛する主婦です。
コラム「つくばで食べる・つくる・育てる 」は毎月第4土曜日に掲載予定です。
こんにちは、モスカフェ店員改め、つくば市住民のくーこです。
新型コロナウイルスの影響で、小学生の息子が休校になって2週間が経ちました。
つくば市は休校まで少し猶予があったので、計画を立てることができ、意外と充実した時間を過ごしています。
息子はこの休みの間に料理をマスターしたいとのことだったので、お昼ごはんを調理実習のようにしてほぼ任せています。献立はごく簡単に、ご飯とお味噌汁、サラダに冷食が多いです。そして、イチゴがあるとデザートとして出してきます。ビタミン補給だそうです。
2月から4月の終わりまで、我が家の冷蔵庫にはイチゴが必ず入っています。それは親の知り合いがイチゴ農家をやっているので、毎週末買いに行くからなのです。かすみがうら市にある栗原イチゴ園というところなのですが、一時期某有名フルーツショップに卸していたこともあり、非常においしいイチゴを作っています。イチゴ嫌いの子もここのイチゴなら食べられるって言うくらい、甘みが強いとちおとめなんです。結構有名なのか、朝一で行っても、東京から来たお客さんとかでにぎわっています。
そういえば、この春はイチゴのスイーツが流行しているそうです。毎年この時期はイチゴフェアな気もしなくないですが、確かにホテルやカフェでも大々的にやっています。先日市内のフルーツショップ内のケーキ屋さんを訪れたところ、喫茶室ではイチゴのパフェ、テイクアウトではイチゴのタルトが人気の様でした。そんな中、茨城産白イチゴの「淡雪」がのったタルトがかわいいなあ~っと思ったら、金額がかわいくない…それもそのはず、希少種とのことで、隣のショップで1粒500円越えしていました。宝石のように台座に鎮座していましたよ。どんなお味なのでしょう。
最近のイチゴは糖度が高いので、そのまま食べるのが好きですが、息子がイチゴのスイーツを作りたいというので、この新型コロナのせいであまっていると言われている牛乳と扱いやすい粉寒天使って簡単に牛乳寒を作り、安く売っていたジャム用の小粒イチゴをレンジで加熱しソースにしたものをかけてみました。簡単なので、お子さんと一緒に作って食べたら楽しいと思います。
・牛乳 500ml
・水 200ml
・粉寒天 4g
・砂糖 50g
・バニラエッセンス 少々
☆イチゴ 150g
☆グラニュー糖 30g
① ☆のイチゴをさいの目に切って、耐熱容器に☆を全部入れ、軽くラップをかけて600wで2分加熱して冷ましておく
② 鍋に水を入れ、粉寒天を入れてよくかき混ぜたら中火にかける
③ 沸騰したらかき混ぜながら2分加熱する
④ ③に砂糖とバニラエッセンス、人肌に温めた牛乳を入れて、良くかき混ぜながら沸騰直前に火からおろす
⑤ ④を容器に入れて冷まして①をかけたら出来上がり
バラ科オランダイチゴ属。日本では約300品種あり、世界全体の半分を占めているとも言われている。知られていないのは、おいしく食べている赤い部分は実ではなく、花托とよばれる「がく」の付け根が発達したものということ。果実は種だと思っていた表面の粒々。
つくば市在住。現在子育て真っ最中のフリーライターさん。
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こんにちは、モスカフェ店員改め、つくば市住民のくーこです。
2月に入り、12月に植えたイチゴの苗に花が付き始めてきました。
今年は暖冬のため、北関東のこちらでもあまり霜が降りず、上手に実がつくか心配しています。霜に当てないと甘くならないようです。
さて、この時期つい買ってしまうもの、それは焼き芋。
ランチにしてもよし、学校から帰ってきた子どもとシェアしておやつにしても良し。
最近は、しっとり系の甘味が強いものが流行っているようで、スーパーで買っても外れたことがありません。「その昔売っていた蒸かし芋はパッサパサだったわ~」と牛乳片手に食しております。品種は昔主流だったベニアズマではなく、シルクスイートや紅はるかをよく見かけます。
茨城はサツマイモの生産が全国第2位だけあって、近所にもメディアに出ている有名なさつまいも卸問屋がやっているお店がありますが、常に混んでいます。やはり、皆さん焼き芋大好きなんですね、どの方も結構な量を購入されています。
焼き芋はスーパー派の私ですが、手土産に焼き芋を持って行くときにはかすみがうら市にある「焼き芋館 蜜芋」で購入しています。知り合いの農家の方々からのオススメで、きれいに洗浄しているので皮ごと食べられます。そして、真空パックされていて、常温で持ち運びでき、食べきれない分は冷凍できるので、持って行くと必ず喜ばれる手土産リストのひとつとなっています。
ただ、焼き芋好きの友人の中には、しっとり系は好きではない人もいるのです。ホクホク系派ですね。また、しっとり派の方でも蜜が多すぎのべちゃっとしたのは好きではないとか。そんな好みではない焼き芋を手にしてしまったときは、思い切って加工するのが良いと思います。うちでよくやるのはスイートポテトです。焼き芋だと皮をむくのも、つぶすのも簡単なので、作るときは最初から焼き芋買っちゃいます。もともと水分もあり甘いので、お砂糖も通常の1/3量で済み、生クリームも入れなくてよいです。オーブンに入れるまで、手際よくやれば5分くらいなので、試してみてくださいね。
・焼き芋 400g
・砂糖 28g
・卵黄 12g
・有塩バター 12g
・シナモン 少々
☆残った卵黄
☆牛乳 小さじ1
① 焼き芋は冷めていたらレンジで熱々にして、ボウルに皮をむいた芋を入れつぶす。
② ①に砂糖を入れ、ヘラですり混ぜていく。
③ ②に卵黄 →バター →シナモン(お好みで)の順に混ぜていき、固いようなら牛乳(分量外)で調整する。
④ スプーン2本で成型して、☆を混ぜたものを上に塗り、200℃のオーブンで20分ほど焼く。
ヒルガオ科サツマイモ属の植物。実はアサガオと近縁。どんな土地でも気候でも育つことから、「救荒作物」として栽培されることもある。
同じ品種なら細い方が糖度が高いので、焼き芋を選ぶときには細身を選ぶと良いらしい。
つくば市在住。現在子育て真っ最中のフリーライターさん。
学生時代より文芸部の部長を務め、大学では文学部に学び、現在も執筆活動を続けています。
趣味は長年続けているお菓子作り。みんなから頼りにされる緑と料理を愛する主婦です。
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こんにちは、モスカフェ店員改め、つくば市住民のくーこです。
今月から新連載を始めることになり、カフェから抜け出して、日々の暮らしで紹介したいもの(時々レシピ)を書いていこうと思います。
私の住んでいるつくば市は魅力度ワースト1を7年連続更新し続ける茨城県南部に位置するのですが、意外と暮らしやすいと思うのですよ。そして、地味に日本一のものが多かったりします。野菜だと、ピーマン・白菜・チンゲンサイ等々が出荷量日本一で、今の時期おいしいレンコンも入っています。
作っている場所は、日本で2番目に大きい湖の霞ケ浦周辺で、ぷっくり色白で柔らかく甘味があるのが特徴です。霞ケ浦に面している土浦市ではこのレンコンを特産としていて、公式ゆるキャラの「つちまる」もレンコンモチーフだし、私の大好きな「れんこん麺」や「れんこんサブレ」などの加工品も多くあります。土浦市に住む友人が言うには、給食ではいろいろな料理に入っているらしく、肉まんにも入れるとのことでした。
「肉まんにレンコン?」どうやら、タケノコの代わりに入れるらしいです。肉まん大好きなこの私。作るしかない!ということで、さっそく作ってみました。先に炒めて、下味付けて、冷まして…おぉ!!シャキシャキして、ほのかな甘みもあってすごくおいしい!息子はたけのこのえぐみが無い分、レンコン入りの方が断然好き!と言っていました。
ほかにも、近所のパン屋さんにはレンコンサラダのサンドとかもあって、和洋中と相性が良い野菜なんです。しかも、ビタミンCも多く(しかもデンプン作用で熱に強い)、ポリフェノールの抗酸化作用で風邪の予防や咳の緩和に期待できるらしいので、この時期に積極的に取りたい野菜ですね。さーて、今日は豚汁にレンコン入れようかな。
☆ 肉まんの皮 ☆
・薄力粉 250g
・強力粉 50g
・砂糖 40g
・塩 3g
・水 100ml
・牛乳 50ml
・ベーキングパウダー 10g
・ドライイースト 3g
・サラダオイル 大さじ
*水+牛乳は人肌に温めておく
☆ 肉まんの具 ☆
・豚ひき肉 300g
・レンコン 90g
・玉ねぎ 1/2個
・長ネギ 1/2本
・椎茸 2枚
・生姜 ひとかけ
A
・オイスターソース 小さじ1
・しょうゆ 小さじ1
・こしょう 適量
B
・水 大さじ2
・酒 大さじ1
・鶏がらスープの素 小さじ1
・醤油 大さじ1
・オイスターソース 大さじ1
・砂糖 大さじ1
・片栗粉 小さじ1
・ごま油 大さじ1
① ホームベーカリーに皮の材料を全部投入して、生地モードで1次発酵までしてもらう。
② フライパンにごま油、千切りにした生姜を入れ中火にかけ、香りが出てきたら荒みじん切りにした玉ねぎ・レンコンを入れ、玉ねぎに火が通ったらひき肉100g分を分量から取って入れ炒める。(こうすると、蒸した時に皮の中で団子にならない)
③ ②にAを入れて味付けしたら、冷ましておく。
④ ボウルに③とみじん切りにした長ネギと椎茸・ひき肉200g、調味料Bをいれてよく混ぜる。
⑤ ①を9等分に分けて軽く丸め、濡れふきんをかけて10分置く。
⑥ ⑤麺棒で円形にのばして、具を適量のせて包み(山盛り大さじ1ぐらい)、カットしたクッキングシートにのせておく。
皮の底になる部分は少し厚めにのばすと、水分が染みない。
⑦ ⑥に濡れふきんをかけて30分休ませたら、沸騰している蒸し器に入れて15~20分 強火で蒸して出来上がり。
蓮根と書くが、食べている部分は地下茎と言われる茎。じゃがいもと同じ。れんこんの穴は水を通すものではなく、空気を通す気孔が発達したもの。泥や水に含まれる栄養素などを吸収しながら成長するため、ビタミンC・B6、食物繊維、レクチンなどを豊富に含んでいる。ちなみに、似た花の咲く「スイレン」など「蓮」がついていても、観賞用のものは食べられない。
つくば市在住。現在子育て真っ最中のフリーライターさん。
学生時代より文芸部の部長を務め、大学では文学部に学び、現在も執筆活動を続けています。
趣味は長年続けているお菓子作り。みんなから頼りにされる緑と料理を愛する主婦です。
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もしも Active Note がカフェをオープンしたら…
そんな空想をちょっとだけ形にしてみました。
毎月おすすめの緑と、テーマに合わせたカフェレシピを紹介していきたいと思います。
こんにちは、店員くーこです。
年末になるこの時期に毎年作るもの。それは金柑の甘露煮です。
以前、友人宅のお庭に金柑の木があって、そのまま食べるのはイマイチなので何かこれで作ってほしいと言われ、おせち料理に入れられるように作ったのが始まりです。
最初は丸ごと煮ていたのですが、金柑て種がとっても多いのです。体積の半分が種なのではないかと思うほど。なので、切り筋を入れて潰しながら取ったりしていたものの、あまりの量の多さにイライラしてしまい、横半分に切って種を出す方法にチェンジ。簡単だし、味も全く変わらず、お重の中に入れても座りが良いので、我が家ではずっと半球体です。
もっとも、金柑はあまり関東では積極的に食べられる果物ではないようで、友人に甘露煮をおすそ分けしたところ、「鹿児島に住んでいた祖母の味にそっくり。久しぶりに食べて鹿児島のこと思いだしたよ。関東ではあまり見かけないよね」とのこと。九州の方では良く食べるそうなのです。
こちらではスーパーに行けば、宮崎産の「たまたま金柑」とか売っていますが、結構なお値段なので、なかなか手が出ないのかもしれません。これは丸ごと生食してもとてもおいしいのですが、みかんの方がお安い…名前の通り、美味しい金柑が「時々(たまたま)しか」取れないのだから仕方ありません。ビタミンPも豊富で、健康維持にはぴったりな果物なのですけれど。
小さな金柑は600g500円前後で売られているので、見かけたら試しに煮てみたらいかがでしょうか。実はそのまま食べても、お菓子作りに使っても良し。シロップはお湯に溶かしていただくと、体も温まりますよ。
*種を取った金柑 650g
*グラニュー糖 300g
*蜂蜜 20g
① 金柑を横半分に切り、種を取り、鍋にいれたら、たっぷりの水を入れて煮る。
② 沸騰して1分経ったら、ざるにあけ、水に10分程さらして灰汁を抜く。
③ ②を鍋に戻し、ひたひたの水を入れて、砂糖と蜂蜜を加え、クッキングシートで落とし蓋をして弱火で40分煮る。
④ そのまま冷まして一晩置く。
⑤ 翌日、④を弱火にかけて、実が柔らかくなって、シロップにとろみがついたら、熱いうちに殺菌した瓶に詰めて、できあがり。
育てやすさ: ★★
みかんの木に似ているが、葉はみかんより小さい。7月から8月にかけて小さな白い花が咲く常緑低木で、耐寒性もあるため家庭でも育てやすい。金柑には観賞用と食用に種類が分けられるため、苗木購入の際にはお気を付けを!
花言葉は 「思い出」「感謝」
つくば市在住。現在子育て真っ最中のフリーライターさん。
学生時代より文芸部の部長を務め、大学では文学部に学び、現在も執筆活動を続けています。
趣味は長年続けているお菓子作り。みんなから頼りにされる緑と料理を愛する主婦です。
コラム「 おうち Moss Café 」は毎月第4土曜日に掲載予定です。