もしも Active Note がカフェをオープンしたら…
そんな空想をちょっとだけ形にしてみました。
毎月おすすめの緑と、テーマに合わせたカフェレシピを紹介していきたいと思います。
こんにちは、店員くーこです。
年明けしてから、とても寒い日が続いていますね。
寒いのが大の苦手な私ですが、昔から2月のヴェネツィアで行われるカーニバルには死ぬまでに一度は行ってみたいと思っています。たとえ、日本より寒くても!です。
カーニバルと言えば、ブラジルのリオのカーニバルが有名ですが、ヴェネツィアのカーニバルはエネルギッシュというよりはエレガントなお祭りです。元々はキリスト教の「四旬節」(いわゆる断食)を迎える前のお祭りだったようですが、いつからか仮面とマントを身にまとい、身分関係なく楽しむようになったそうです。
今年は本祭りが2月3日から10日間行われるようですが、その間のヴェネツィアはまるで中世にタイムスリップしたようになります。
レンタルで衣装を借りると、ティーパーティーや仮面舞踏会にも参加できるようなのですが、フルセットだとだいたい10万円以上するそうなので、宝くじでも当たらない限りは無理そうです。それなら、仮面を購入してカンパニーレやドゥカーレ宮殿などを観光し、一番にぎわうあのナポレオンが「世界で一番美しい広場」と絶賛したサンマルコ広場に行き、カフェラテ発祥の地である「カフェ・フローリアン」で18世紀当時の空気を味わってみたいですね。
ロココな内装で、カフェラテと名物のティラミスを嗜みつつ、この店の常連だった稀代の女ったらしで有名な作家カサノヴァが女性を口説いていたところを妄想しても楽しそうです。いつになったら行けるのでしょうか…手始めに、宝くじ買ってきます!
ということで、今回のスイーツは日本人も大好きティラミスです。
私が小学生の頃に、爆発的ブームがきましたが、ブームが去った今日でも根強い人気があります。
作り方は簡単で、好みの味にカスタマイズすることもできるのがティラミスの良いところだと思います。
私のレシピはふわっと軽い食感です。これはメレンゲを入れているからなのですが、もっとコクが欲しいときは、メレンゲを抜いて卵黄を1個足してみてください。
コーヒーを染み込ませたビスキュイではなく、スライスしたフルーツをサンドしてもおいしいですよ。
◇:生クリーム 200㏄
◇:グラニュー糖 20g
□:卵白 1個
□:グラニュー糖 10g
・サヴォイアルディ 12本ぐらい
・濃いコーヒー(冷ましたもので、エスプレッソがベスト) 200㏄
・純ココア 適量
*サヴォイアルディはカルディなどで売っています。
① ボウルに卵黄とグラニュー糖を白っぽくなるまで泡立て、3回に分けてマスカルポーネを入れ、滑らかになるまでよく混ぜる。
② ◇を角が立つまでよく泡立て、①を少しずつ入れてチーズクリームを作る
③ □でしっかりとしたメレンゲを作り、②に入れて泡をつぶさないようにヘラで合わせる
④ 容器に、サヴォイアルディをコーヒーに軽く浸してから並べ、その上に③の半量を重ねる。
⑤ ④をもう1段重ねて、半日冷蔵庫で冷やす。ココアは食べる直前に振ると良い。
育てやすさ: ★★★★
ヴェネツィアでは6月近くになるとジャスミンの花が一斉に開花し、とてもよい香りに包まれるそう。その香りは、夕方から夜にかけて一層強くなるため「夜の女王」とも呼ばれています。現在も香水の香りとして人気ですが、昔は媚薬として使われていたとも言われていました。素敵な香りをまとっていた言われるカサノヴァも愛用していたのかもしれませんね。
花言葉は 愛らしさ・優美・官能的。
つくば市在住。現在子育て真っ最中のフリーライターさん。
学生時代より文芸部の部長を務め、大学では文学部に学び、現在も執筆活動を続けています。
趣味は長年続けているお菓子作り。みんなから頼りにされる緑と料理を愛する主婦です。
コラム「 おうち Moss Café 」は毎月第4土曜日に掲載予定です。
もしも Active Note がカフェをオープンしたら…
そんな空想をちょっとだけ形にしてみました。
毎月おすすめの緑と、テーマに合わせたカフェレシピを紹介していきたいと思います。
こんにちは、店員くーこです。
早いもので、もうすぐ1年が終わろうとしています。先日、友人に誘われて、卓上門松を作ってきました。細い竹でものこぎりで切るのはなかなか大変でしたが、少しずつ新年を迎える準備をするのは楽しいですね。
さて、新年最初の国は、Moss Cafeらしく、世界中の花の6割が集まる国「オランダ」にしてみました。
オランダと言えばチューリップのイメージが強いですが、ヒヤシンス・ユリ・バラ・水仙などの輸出も盛んです。何より、オランダ人は花が大好きで、花が活けてないテーブルの家は完璧ではないそうです。
そんなオランダの年越しは、「花火」なんだとか。うちの近所の某世界一高い大仏様のところでも花火は上がりますが、オランダの年越し花火は市民が自由に花火を買い込み、新年になったら打ち上げるんだとか。一般市民が打ち上げる花火なんて…と思いましたが、写真などを見ると立派な打ち上げ花火???それもそのはず、通常は危険なため販売禁止な花火を12月29~31日の期間限定・年齢制限、購入量制限有で売られるかなり本格的なもののよう。それを1時間近く国中で打ち上げたら、圧巻でしょうね。
花火を見ながら食べるのは、「オリボルン」と呼ばれるドーナツ。
あちらこちらに屋台が出ていて、ビールと一緒につまむそうです。甘いお菓子にビールって、日本ではあまりやらない組み合わせですよね。
外はカリカリ、中はモチモチのオリボルンを作る秘密は、小麦粉と牛乳を1:1にすることらしく、あとは好みでレーズンなどのドライフルーツを混ぜるのもおいしいそうですよ。
揚げる時の注意点は、イーストが入っているのでかなり膨れます。小さじ1ぐらいずつ落としてあげるとちょうど良い大きさになり、上手に揚がりますよ。生地自体はそんなに甘くないので、粉糖やシナモンシュガーをたっぷりかけて食べてみてくださいね。
<レシピ>
◎ 材料(ピンポン玉大10個分)
◎ 作り方
◇準備:ドライフルーツを入れる時は、ぬるま湯につけてもどしておき、
水気をしっかり拭き取っておくこと
育てやすさ: ★★★
オランダで栽培されているのは「ダッチヒヤシンス」と呼ばれる花が密に咲き香りが強い品種。お正月のアレンジメントにも華やかで良いかも?ヒヤシンスの名前はギリシャ神話の美少年「ヒュアキントス」に由来していて、三角関係のもつれから、円盤投げの円盤に当たって死んでしまい、その血から咲いたのがヒヤシンスだったという、結構悲しいお話だったりする。(かなりざっくりな説明です)
花言葉も神話に関係したものが多い。
花言葉は 紫(悲哀)、黄(勝負)、ピンク(スポーツ、淑やかなかわいさ)、白(心静かな愛)、青(変わらぬ愛)。
つくば市在住。現在子育て真っ最中のフリーライターさん。
学生時代より文芸部の部長を務め、大学では文学部に学び、現在も執筆活動を続けています。
趣味は長年続けているお菓子作り。みんなから頼りにされる緑と料理を愛する主婦です。
コラム「 おうち Moss Café 」は毎月第4土曜日に掲載予定です。
もしも Active Note がカフェをオープンしたら…
そんな空想をちょっとだけ形にしてみました。
毎月おすすめの緑と、テーマに合わせたカフェレシピを紹介していきたいと思います。
こんにちは、店員くーこです。
先日、筑波学院大学のコミュニティカレッジで行われた「トルコ式おもてなし講座」に行ってきました。
全4回の講座のうち、3回目だけ都合がついて参加したのですが、この日の内容は「2段式やかんで淹れるトルコのチャイとお菓子作り」でした。先生はトルコ料理研究家のカフラマン菜奈恵先生です。
授業は前半トルコの紅茶の歴史を学びます。
トルコと言えば、ユネスコの無形文化遺産に登録されている「トルココーヒー」が有名ですが、実は紅茶の消費量が世界一でもあるんです。
トルコでは「チャイ」と呼ばれるお茶を、トルコ人は朝から晩まで飲んでいるそうです。日本でチャイといえば、インド式のスパイスと茶葉を牛乳で煮出した甘いものですが、トルコのチャイはストレートティーか角砂糖入りのどちらかです。ミルクもレモンも入れません。アイスティーもつい最近飲むようになったとか。淹れ方も独特で、「チャイダンルック」という、やかんを2個重ねた道具を使います。
簡単に説明すると、
この時に入れる紅茶の量が尋常じゃありません。
おそらく5人前用ぐらいのポットに茶筒半分ぐらいの量を入れます。この日の茶葉は先生オリジナルブレンドでしたが、トルコでは黒海に面したリゼ県で採れるリゼ茶を使うそうです。調べてみると、ブロークンタイプの茶葉でカフェインは通常の紅茶の約半分とのこと。たくさんチャイを飲むトルコの人たちに合っていると言えます。
耐熱グラスで飲むのですが、これまた独特な形をしています。国花であるチューリップを模したものと言われています。このグラスがまた素敵だったんです!ティータイムに美しい茶器は万国共通の様ですね!!
ここで、お楽しみのティータイムの時間がやってきました!
この日はロクムとハンドメイドのハルヴァのパイでした。
トルコのお菓子に対しての私の知識は、シロップべったべたの超絶甘いものでした。しかし、ロクムは日本のゆべしみたいな触感で、中にはピスタチオ、外側にココナッツがまぶさっていて大変おいしかったです。
ハルヴァは日本の落雁に似たものらしく、この日のはゴマが使われていたようでしたが、パイの中に入れるとアーモンドクリームに似ていて、食べやすかったです。この甘さとチャイが良く合います。いくらでもいけます!!
トルコのお菓子の見方が180℃変わりました!
特にロクムは一箱いけるぐらい好みの味でした。これまた通販でしか買えないのが残念です。カルディさんあたりで出してくれないかな?
まだまだ奥の深いトルコのお茶文化ですが、そろそろレシピの時間です。
今回はトルコではおなじみの食材、ブルーポピーシードとヨーグルト、そしてオレンジを使ったケーキを紹介します。ケーキをシロップに漬けるところがトルコ風です。
<レシピ>
◎ 材料(細めのパウンド型1個分1個分)
◎ 作り方
育てやすさ: ★★★
トルコの国花で、原産国でもある。
そのモチーフはトルコタイルや皇帝(スルタン)の衣装などにも見られ、神聖な花として国民に愛されている。
花言葉は 「おもいやり」
つくば市在住。現在子育て真っ最中のフリーライターさん。
学生時代より文芸部の部長を務め、大学では文学部に学び、現在も執筆活動を続けています。
趣味は長年続けているお菓子作り。みんなから頼りにされる緑と料理を愛する主婦です。
コラム「 おうち Moss Café 」は毎月第4土曜日に掲載予定です。
もしも Active Note がカフェをオープンしたら…
そんな空想をちょっとだけ形にしてみました。
毎月おすすめの緑と、テーマに合わせたカフェレシピを紹介していきたいと思います。
こんにちは、店員くーこです。
私は普段、あまりテレビを見ないのですが、料理番組は大好きで必ずチェックしています。
ここ数年、特にお気に入りなのが、アメリカで放送されている、巨漢の陽気な料理人「ガイ」がナビゲーターを務める、「食べまくり!ドライブin USA 」!!タイトルからして脂身な感じがぷんぷんします。
この番組、ガイが全米各地(だいたい田舎)にあるダイナーやドライブインをオープンカーでただひたすら食べ歩き、客にインタビューし、キッチンでオーナーと料理してみたりしています。ただ、出てくる食事はヘルシーとは無縁の「ザ・アメリカ☆」ばかり。
顔と同じ大きさのハンバーガーや1食で1日分のカロリーがあるに違いない朝食等々…
でも、なぜだかとてもおいしそうに見えてしまうのです。
タコスとかBBQとか。さすがにピーナッツバターにバナナが入ったオムレツはそう思わないけれど。
今回紹介するコーンブレッドはダイナーでサービス品として度々登場してきます。
気になって調べたら、本来は感謝祭でターキーと一緒に食べるモノみたいです。店ではシチューみたいな煮物系と食べているシーンが多かった。我が家もチリビーンズと合わせて食べています。コーンブレッドの甘みがチリの辛味に良く合っておいしい!
おうちでなんちゃってアメリカを楽しんでみてくださいね。
<レシピ>
◎ 材料(小さめのパウンド型1個分)
◎ 作り方
熱々がおいしい。冷めると固くなるので、薄切りにしてフライパンで両面焼くとそれはそれでおいしい。
育てやすさ: ★★★
初夏から初秋辺りまで濃いピンクの花が咲く、キク科エキナケア属の多年草。花びらが反って垂れているエキナケア属が多い中、テネシーコーンフラワーは垂れないタイプ。抗菌ハーブとも知られ、ネイティブインディアンの風邪予防などにも使われていたそう。アメリカ連邦政府より「絶滅危惧種(G2)」に指定されている。
花言葉は 「あなたの痛みを癒します」
つくば市在住。現在子育て真っ最中のフリーライターさん。
学生時代より文芸部の部長を務め、大学では文学部に学び、現在も執筆活動を続けています。
趣味は長年続けているお菓子作り。みんなから頼りにされる緑と料理を愛する主婦です。
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もしも Active Note がカフェをオープンしたら…
そんな空想をちょっとだけ形にしてみました。
毎月おすすめの緑と、テーマに合わせたカフェレシピを紹介していきたいと思います。
こんにちは、店員くーこです。
食欲の秋、到来です!
この時期、各地で食べ物フェスが盛り上がっていますが、その中でも近年「オクトーバーフェスト」の言葉をよく聞くようになりました。
もともとは、ドイツのミュンヘンで9月中旬から10月上旬に行われている、世界最大のビール祭りで、民族衣装を着たパレードや、観覧車などの移動遊園地、ステージで行われているライブ等お楽しみがたくさんあるそうです。そんな中、やはり一番のお楽しみはビアテントで飲んで食べまくること!これは万国共通ですね。ソーセージやザワークラウトなど伝統食を食べるみたいです。ただ、これではモスカフェレシピにはなりません。ソーセージ炒めて終了したら、店長のRICOさんに怒られてしまいます!
幸いにドイツも日本と同じで、秋は各地でお祭りが催されているので、ネタには事欠きません。
特にワイン祭りは各地で行われていて、この秋の始まりにしか飲めない新ワイン「フェダーヴァイサー」をドイツの人たちは楽しみにしているんだとか。発泡性の甘いリンゴジュースの様なこのワイン、瓶詰されてからも酵母が生き続けているため、ボトルの線をしっかり締めることができないので、残念ながら日本には持ってこられないそうです。もう、ドイツに行くしかないですね!!
そんな「フェダーヴァイサー」のお供は、玉ねぎケーキの「ツヴィーベルクーヘン」が定番。ケーキと言っても甘くはなく、キッシュと似ています。ドイツではたっぷりのサワークリームで作りますが、くーこ風はカロリーとお財布を気にしてギリシャヨーグルトを使っています。味のポイントは、爽やかな風味をプラスしてくれるキャラウェイシードです。これ入れないと、ただの美味しい玉ねぎキッシュなので、ぜひ入れて作ってみてくださいね!いっきにドイツに近づきますよ。
白ワインでも、ビールでもおいしいおつまみです☆
<レシピ>
◎ 材料(直径18cmタルト型1個分)
◎ 作り方
育てやすさ: ★★
ドイツの国花です。ナポレオンが攻めてきたときに、ベルリンから逃げてきた王妃が身を隠した麦畑で王子たちにヤグルマギクで花冠を作りました。のちにその王子の一人が、初代ドイツ皇帝になったことから、国花になりました。
私の好きな紅茶、トワイニングのレディーグレイにも入っています。
花言葉は色によって違い 「繊細」 「優美」 「独身生活」
つくば市在住。現在子育て真っ最中のフリーライターさん。
学生時代より文芸部の部長を務め、大学では文学部に学び、現在も執筆活動を続けています。
趣味は長年続けているお菓子作り。みんなから頼りにされる緑と料理を愛する主婦です。
コラム「 おうち Moss Café 」は毎月第4土曜日に掲載予定です。